糖尿病の予備軍や糖尿病患者は運動した方がいい事は知られていますが、これまでどれくらい運動すればいいのかという根拠がありませんでした。Diabetes Care. 2005;28:1295.からの報告です。(インパクトファクター★★★☆☆、研究対象人数★★☆☆☆)
179人の糖尿病患者が1週間の運動量に応じて6つの群に分けられ、2年間調査されました。結果は、糖尿病の程度の改善には1日約5kmの歩行が必要で、1日38分の有酸素運動を加えることにより体重減少が認められない場合でも糖尿病の指標であるHbA1cが0.4%、総コレステロールが10mg/dl、中性脂肪が48mg/dl、収縮期血圧が6mmHg、拡張期血圧が3mmHg低下し、冠動脈性心臓病のリスクが2.6%抑制されました。
1日約8.5kmの歩行により健康や医療コストの改善が最大に達し、 HbA1cが1.1%、悪玉のコレステロールであるLDLコレステロールが10mg/dl、中性脂肪が57mg/dl、収縮期血圧が7mmHg、拡張期血圧が5mmHg低下し、冠動脈性心臓病のリスクが4.8%抑制されました。さらに善玉のコレステロールであるHDLコレステロールが10mg/dl上昇しました。1日約8.5kmの歩行ってちょっと辛いですが、改善するパラメーターをみると、薬の内服に匹敵するぐらいのレベルです。
歩く速さは4~5km/時ですから、みなさん1日1時間歩きましょう。そしてこの記事を見てくださったお医者さんも「1日1時間歩きましょう」と患者さんに伝えて下さい。ひょっとすると薬を投与するよりも効果的な事かもしれません。この論文のタイトルは「Make your diabetic patient walk. 自分の患者さんを歩かせましょう」なんです。
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179人の糖尿病患者が1週間の運動量に応じて6つの群に分けられ、2年間調査されました。結果は、糖尿病の程度の改善には1日約5kmの歩行が必要で、1日38分の有酸素運動を加えることにより体重減少が認められない場合でも糖尿病の指標であるHbA1cが0.4%、総コレステロールが10mg/dl、中性脂肪が48mg/dl、収縮期血圧が6mmHg、拡張期血圧が3mmHg低下し、冠動脈性心臓病のリスクが2.6%抑制されました。
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歩く速さは4~5km/時ですから、みなさん1日1時間歩きましょう。そしてこの記事を見てくださったお医者さんも「1日1時間歩きましょう」と患者さんに伝えて下さい。ひょっとすると薬を投与するよりも効果的な事かもしれません。この論文のタイトルは「Make your diabetic patient walk. 自分の患者さんを歩かせましょう」なんです。
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