三連休なのだから、何処かに連れていけと言われました。
蕎麦屋巡りなら、幾つかすぐに思い浮かぶのですが。
コテツ(柴、1才9か月)も遊べる所、と言うことで「まかいの牧場」に行くことに成りました。
ここにはドックランがあります。コテツは他の犬と触れ合う機会があまりないので、仲よく遊べるか不安がありました。
最初はリードを付けて、しばらく雰囲気になじませた後リードを外すと、他のワンちゃんともそれなりに遊べるようでした。
ちょっと安心。
でも10分くらいで、唸ったりし始めました。他の利用者に迷惑をかけないように、30分くらいで退散することとなりました。
さて、富士宮に行ったついでに、帰り道、富士の渡辺精米所さんに立ち寄りました。
この方は、JAの販売所にそば粉を卸している製粉屋さんです。以前、電話して「できれば製粉状況を見せてもらいたい」とお願いしていました。
気さくなおじさんは、本日も突然お伺いしたのですが、御休みにも関わらずご対応いただけました。ありがとうございます。
昨日、挽いたばかりのそば粉(北海道と会津のブレンド)を2kg、打ち粉1.3kgを分けて頂きました。
この製粉屋さんはロール挽きなのですが、国内産だけで混ぜ物をしないで挽かれるそうで、新そばではありませんが、10月ごろには信州産を入れるとのことでした。
挽いたばかりのロールのそば粉は熱を持つので冷蔵庫に入れて保管されていました。本日は、作業が既に終わっていたため、製粉しているところは見れませんでしたが、工場の中まで入れて頂き、機械を見せてくれました。(写真取るの忘れてます。)
ロール製粉は熱が出るため、蕎麦の味、香りを損ねるといわれていますが、石臼挽きが全て優れていると言うわけでもなく、やはり、使う材料によると思います。
私が作る、自家栽培、天日干し、自家製粉の手打ちそばが「涙が出る位」手間がかかるのに、「涙が出るくらい」旨くないのです。下手な石臼より上手なロールなのでしょう。
そば粉は1kg、1000円でした。国産でこの値段は安いですね。打ち粉は1kg、1300円でした。
なぜ、はな粉の方が高いか。
これは、基本的に全粒の挽きぐるみであり、はな粉は別に振るって回収するためとのことでした。
うるさいことを言えば色々な要望が出るのですが、そこは気を長くして良い変化を待ちたいと思います。そのうち、親しくなったら注文をあれこれ付けるかもしれませんが、田舎で何十年も変わらずに生業としてきた業者さんに、素人が口を出すのもおこがましくも感じ、腰が引けました。
早速1kg打ってみたいと思います。
月曜は同時祭りの準備で午後からお寺に行くので、午前中に打って、お寺に持っていけたらいいなぁ。
鋼の包丁を買った後から、色々勉強したところ、白紙の1号と青紙の1号は同じ硬度なのだそうです。よく、青紙の方がタングステンが入っていて硬いとか言われますが、タングステンが入っているので青紙の方が高価で、それでいて研ぎにくいそうなのです。研ぎにくいのを硬いと勘違いされているそうです。
鍛造の段階で白紙は腕の悪い職人だと駄目なものしかできないそうで、青紙はそこそこ出来るそうです。だから、名人上手は白紙を使って、粘りのある長切れする包丁を打たれるそうでした。
高い金を払って、青紙の包丁を買うのは「そこそこの包丁」を買うためなのかもしれませんね。何やら蕎麦の製粉と同じようなところがある気がします。
初めての鋼の包丁、ちょっと遊び心でなら青紙で正解かもしれません。一歩一歩ですが蕎麦の細道に分け入ってしまいました。