バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

島原半島・バスと温泉とグルメの旅(2)@長崎

2009-09-23 22:45:48 | ☆バスde温泉(九州)

島原半島・バスと温泉とグルメの旅(1)@長崎の続きです。

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雲仙は明治時代に外国人のために開かれた避暑地で、その伝統から、格調高い旅館やゴルフ場など高級感が漂うセレブな温泉地といってもいい。それだからかな?走っている車のベンツ率が高いなぁ…

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いつもなら朝から次の温泉地へ向かってあわただしく出発するのだが、今回は高級リゾート。ゆったりと朝食をいただき、ホテルに荷物を預けて雲仙を探訪することにしました。この雲仙に来たからには決して外せないのが仁田峠です。雲仙の山の情報館前から予約制の乗合タクシーで向かうことにします。以前は路線バスがあったのだが廃止に。そのかわりにこの乗合タクシーを利用することになるのだが、1日3往復で片道料金が430円。これなら路線バスと変わりません。車両はふそうのエアロミディです。仁田峠へは仁田峠循環道路を通って登ります。この道路は以前は有料だったのだが、今年になって無料化されたとのこと。

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妙見岳山頂へのロープウェイ駅のある広い駐車場に到着。ここからはロープウェイでさらに上を目指します。

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てっぺんは実に涼しい。今日は有明海方面が霞んでしまっているが、橘湾方面はすっきりした見晴らしです。ここは春にはツツジ、秋には紅葉を楽しむ観光客でにぎわうようだが、今は端境期、派手な色合いはないが人が少ない分、ゆったりと楽しめます。

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再び雲仙の街中に降りてきました。芝生の広がる公園の中に、雲仙お山の情報館があります。自然情報の提供のほか、雲仙普賢岳の火山活動や島原半島の温泉の仕組みを解説するなど、雲仙と島原半島の魅力を案内する施設です。温泉愛好者にとっては押さえておきたいスポットですね。

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さらにこの近くには雲仙スパハウス・ビードロ美術館があり、19世紀の銘品グラス約300点をコレクション、展示公開しています。絢爛豪華なグラスやお皿には目を奪われるが、いったい誰がここまで集めたのでしょうね。館内にはスパもあるようだが、もう充分に温泉を堪能したのでパス。ていうか、岩盤浴やらリラクゼーションやらは性に合わないもんで…

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雲仙お山の情報館前から、今度は諫早行きのバスに乗って小浜を目指します。車両は登ってきたときと同じ、いすゞのキュービック。九十九折れを下ることおよそ30分、車窓から小浜の町並みとと橘湾が見えてくるようになりました。ここまで下ると少し暑く感じます。

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この小浜の街は橘湾に面しているものの、海の匂いより温泉の匂いが勝っています。近くに雲仙というブランド温泉があるので陰に隠れてしまっているが、この温泉街も中規模の旅館が建ち並んでおり、なかなかのもの。街中のあちこちから湯けむりがたなびいていますね。
この小浜には3年前に訪れることがあって、その時も情緒ある旅館や味のある共同湯に回り逢えて大興奮したんですよ。

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今夜の宿泊は、バスターミナルから少し離れたところにあるホテルです。前回と違って、温泉情緒は乏しいが、かなり個性的なホテルです。もちろんお湯は文句なし!

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このホテルでは夕食の用意がないため、街へ出かけて探すことになります。っていうか、小浜では旅館に閉じこもっているのがもったいないぐらい、寿司屋や小料理、居酒屋、スナックなどが充実しています。こんな小さい町なのにね。そして面白いことに、小浜の飲食店ではどこでもちゃんぽんがあり、それぞれ味を競っているとのこと。海の幸に恵まれた橘湾に来たのだからお寿司でも…っと思い、あらかじめ調べておいたお寿司屋さんで今夜の食事とすることにしました。

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朝もゆったりとホテルの朝食と温泉を楽しんで、チェックアウトぎりぎりにホテルを出ます。散策したり、海産物を物色したりしているうちに、もうお昼どき。昨夜のお寿司屋さんではちゃんぽんがなかったので(あったとしても胃に収まる余裕はなかったが…)、今日のお昼はちゃんぽんにします。せっかく長崎に来たんだからね。地元の食堂で小浜名物のあっさりちゃんぽんをいただきました。

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小浜のバスターミナルから長崎県営バスの長崎行き観光特急バスに乗ります。このバスは雲仙始発。昨日、雲仙から小浜に来た時と同じルートを走ってきています。車両は実に変わった形のバスで、車内は観光仕様になっています。

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この車、レトロなデザインに改造したもので、ベースはふそうのエアロバス。丸っこい窓はトトロの猫バスに見えなくもない。

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長崎駅前のバスターミナルに荷物を預け、市内を散策することにしました。
今まで何回か長崎を訪れているが、定番の観光スポット、グラバー園には来たことがなかったんです。折角だから行ってみることにし、ささっと見学して、どこかでちゃんぽんでも食べようかと…長崎駅前から市電、長崎電気軌道に乗って石橋の電停へ。グラバー園へは、今までは一つ手前の大浦天主堂下の電停が最寄りだったが、グラバースカイロードができたので、石橋電停が最寄りになったとのこと。案内に従って、石橋で降りて、グラバースカイロードに向かいます。でも、グラバースカイロードってなんやねん?

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来てみて解りました。岡の傾斜を登る斜行エレベータのことでした。通常のエレベータと同様、無人運転で、利用者が行きたい階数のボタンを押す。階といっても建物があるわけではなく坂の途中で乗降できるようになっているだけ。グラバー園へは最上階まで登ることになるが、地元の住民は途中階で降りて行きます。特にお年寄りには重宝ですね。

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グラバー園は、長崎市南山手町の斜面上、グラバー、リンガー、オルトなど明治時代の外国人が住んだ洋館がある公園で、これらのほか、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築して公開しています。写真は旧三菱第2ドックハウス、旧リンガー住宅、旧グラバー住宅です。そうか…リンガーさんの帽子だから「リンガーハット」なんや!

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園内にはハート型の敷石が埋まっていて、これを見事に探し出して触ったら恋が叶うと言われているらしいが、パンフレットの地図にだいたいの場所が記されているし、その石の周りには写真を取るための人だかりができていて、簡単に見つかってしまう。ありがたみはないですね。ともあれ、展示物は興味深いし、しかも長崎市外や港の眺めもいい。予想以上の面白さに時間を忘れて見学していると、ちゃんぽんを食べる時間がなくなってしまいました。

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僅かな時間ながら長崎情緒を味わった後、長崎駅前のバスターミナルから長崎空港行きのリムジンバスに乗って空港へ。来た時と同様、飛行機で大阪に戻りました。今回はバスが少なかったなぁ…

  • 訪問日:2009年9月10日~12日

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