嬉野温泉は武雄温泉と並ぶ佐賀県を代表する温泉。町の中心地にお湯が湧く九州でも有数の大温泉街で、嬉野川を挟んで大小50軒近くの旅館が軒を並べています。
嬉野温泉はつるつるした特徴的な浴感のある重曹泉で、それが美肌に効果があることから「日本三大美肌の湯」(残り2つは斐乃上温泉、喜連川温泉)として知られています。
温泉は飲用にも適しており、中でも温泉を使って炊いているという温泉湯豆腐は嬉野を代表する名物となっています。
今夜の宿泊は嬉野のバスセンター近くにある中規模の旅館です。ここはプランによっては素泊まり3,000円~と激安。ええ、ワタシも朝食のみの激安プランです。事前情報では嬉野温泉には料理屋や居酒屋があるので食事に苦労することはないと…
宿は激安な分、建物は昭和の香りが漂う年季入りで、しかも、玄関の雰囲気がラブホテルのよう。そして客室のサービスも最低限。でも、ひとり旅にはこんなドライなサービスのほうがありがたい。
旅館の大浴場も昭和的です。申し訳程度の露天もあるが、メインは屋内。透明の、ややヌルヌルしたお湯がたっぷりと注がれているが、残念ながら掛け流しではなさそうです。しかし、龍神温泉にやや似た泉質は「美肌の湯」の称号は嘘ではない。
しかし、この昭和の雰囲気は好きな人にはいいが一般的には単に古臭く感じるだけでしょうね。無粋な超音波気泡装置や不要な装飾を廃すとか、照明を変えるとか…経費をかけずとも手の打ちようはあるでしょうに…
・場所:JR九州バス、祐徳バス、西肥バス・嬉野温泉BC
・泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 79.8度
・訪問日:2006年8月21日