雲仙での宿泊は、この九州ホテルにしました。日本の国立公園第一号の雲仙の中で、ここは雲仙観光ホテルと並ぶ、明治時代から要人や外国人観光客を迎えてきた歴史あるホテルです。ワタシ、こういった近代建築が大好きなので、以前からあこがれていたんですね。ようやく念願叶いました。
天井の高い、広いロビーは昭和の良き時代の造作ながら、客室は今風に手が入れられていて、ベッドの質もいい。
化粧室もモダンな造りでアメニティーも充実。窓を開けると雲仙の公園が見渡せてリゾートに来たんだなぁ…と実感できます。これは質が高いな。
このホテルの温泉は男女それぞれの大浴場「大地の湯」、「四季の湯」と、夜は男性用、朝は女性用の「ひのき湯」、そして貸切用の「峰の湯」からなります。大浴場は内湯と露天があるが、地元の共同浴場に比べたら薄いという感は否めない。しかも、個々に仕切られた洗い場はスーパー銭湯のようで興ざめ。循環していて湯の花も見ることができないが、少しは白濁している。
露天はもう少し濃く白濁しているような気もするが、よく見ると浴槽の内側を白い漆喰仕上げにしている。これで白さを強調して薄さをごまかしているのでしょうか。
ところが悪いことばかりではない。この露天のすぐ隣が雲仙地獄になっており、湯けむりが上がっているのが見えるとともに、地獄からの匂いが入り込んでくる。この匂いが極上。これは借景ならぬ借臭かな。これは値打ちあります。
「ひのき湯」は癒しの効果の檜風呂なんだが、それほど香りがあるわけではないし、中途半端なお風呂ではある。ただ、奥にある庭園露天風呂は少しだけ濃厚なような気がします。ただしここも循環です。お湯の質は評価に値しないが、丁寧な接客や歴史に裏打ちされた風格など、ホテルとしての総合的なポテンシャルは高いといえるでしょうね
- 泉質:含硫黄-単純酸性温泉 51.2度
- 場所:島原鉄道バス、長崎県営バス・雲仙お山の情報館BS
- 訪問日:2009年9月10日
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