院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「あらちゃん。」

2011年10月19日 13時14分44秒 | ノンジャンル
埼玉県の志木市という市が荒川にやってくるアザラシを「志木あらちゃん」と

命名し、住民票を発行したという。


そんなニュースをみても院長は志木市に縁も由もなく、アザラシに

特別興味もないので、全くなんとも思わなかった。


ただ今日、このニュースに対して憤慨している御婦人がいました。

何をそんなに腹を立てているのか聞いたら、

「そんなアザラシにくだらないことをしてるくらいなら少しでも

 被災地になにかしてあげればいいのにっ!」

と鼻息荒く仰ってました。



「市のPRでしょう、そんなに腹を立てるようなことでも・・」というと

「私は気に食わないです。あの手のニュースは!」となおも憤慨してました。




今は「被災地復興の御旗の元に!」というような後ろ盾を持ち、

およそ関係はないのではないか、と思われる社会のいろんな細部に憤慨している

方をよく見受けるように思います。


言われた方も「被災地はまだまだ大変なんですよ!」と言われると

それがあんまり関係ないように思えても「ぐむぅ」と反論しずらいので

この後ろ盾は結構な威力を持ってます。


怒ったりイラついたりが習慣になっている人は身の回りに怒るネタを探してしまいます。

ただ、「不平不満ばかりの自分」という図式は間違っても認めたくないもので

社会的にとか道徳的にとか一般常識としていったふうに、自分の怒りを正当化します。

そしてそれは習慣化して心にこびりつく。


今、生活している身の回りのことで「被災地は大変なのに!」と

頻繁に腹を立てている人は、いったん自分の心を見直してみたほうが良いかと思います。