石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 名張市 上長瀬 国津神社の石仏

2012年03月21日 | 石仏

 

上長瀬国津神社の境内に上長瀬庵と呼ばれる小堂が在り

石造物が祀られています。

 

まずは一石三十三観音石仏

三重県名張市上長瀬

二メートル余りの大きな舟型石に、西国三十三ヵ所のご本尊が陽刻されており

各尊像の横には札所番号の刻銘が在ります。

 

保存状態も良好で新しいもののように見えますが

青山町別府の十王石仏に似た点も見られるので

恐らく同時期の造立かと思われます。

 

名張市内では二基あるのみで

特にここのものは大きいので見応えがあります。

 

もう一つは阿弥陀立像石仏

二メートル足らずの舟型石に阿弥陀立像を厚肉彫りしていますが

昔、火災に遭ったため現在は頭部と右側の袖衣の下部が残るのみです。

此方も大きくて見応えが有ります。

 

体部が此れだけ激しく崩れ落ちたのに、よく頭部が残ったものです・・・

 

頭部のまわりには頭光の一部分が残っています。

痛々しいですが良い阿弥陀さんです・・・

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする