有名な北畠神社から少し北へ行った所、川向いの川端に立つ六地蔵石憧です。
三重県一志郡美杉村上多気字六田
大洞石製文明十八年銘、県下では三番目に古いものだそうです。
頂上の宝珠を失い竿の下方が破損していますが
笠、六地蔵龕部、中台、竿とよく旧状を残しているのは有難いです。
北畠神社は室町時代の名庭園で、六地蔵石憧がこの時代に流行造建されたのが
付近で散見されるのも何か関連があるのかも知れません・・・
僅か数十年前の写真とは比べ物にならない程
地衣類が蔓延っているのが惜しまれます。
昨今、保存はするが手入れをしないものが多い様に思います・・・
倒れると危ないのかも知れませんが
この鎖は何とかならないものでしょうか・・・