MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

裏社会の男たち

2019-08-18 23:59:20 | Vシネマ
月も終わりに近づいて来るとオールインエンタテインメントのリリース時期になるのですが
ここんとこチャンネルNECOさんでは”激震!強面列島”企画で
ISSA主演の「極道十勇士」とか山口祥行の「覇王」シリーズとかをここんとこOAしてくれてて
ここのブログに実は見てましたが書いてないということで
一応は録画しておきましたので
ここからはレンタル作品に困惑した時に随時ブログにもアップしていこうかな
ってことで「極道十勇士第二章」「第三章」三部作に続いて、

7月から脚本・監督、OZAWA、主演小沢仁志による、裏社会で生き男たちの権力闘争の姿を描く作品をOAしてくれてまして、8月で全6作品完結です。
ってことで今日は録画しておいた"第一章"からですが
なんでしょうか実にVシネマ界のオールスター総出演な作品です

官権からの徹底的な弾圧によってヤクザ社会と言うか組織は潰滅させらたかに見えたが
実はそのうらで誰もがなしえなかったヤクザ社会の全国統一がなされ
そに統一された組織がWRCと言う総合商社に姿を変えていた近未来のお話です。

一流の企業に姿を変えたヤクザ組織を脅威に感じた警察庁の公安部は
なんとそのヤクザ組織WRCに潜入捜査官を何名か潜入させており、露見しないように横との繋がりは機密扱いにされてるんですね

ってことでWRCの会長にその勇姿がお懐かしい松方弘樹御大
幹部に小沢、菅田、中野、岡崎、野口の面々が連なり
会長付き幹部に波岡、
対する公安部には鶴田、渡辺、深水、佐々木といった布陣です

そんな登場人物の相関紹介が終わったと思ったら
菅田俊は奈良坂篤相手にハンマーを振るってぶち殺すは、
中野英雄は脅迫メールに怯えて、恐々としてる訳で
小沢仁志と波岡一喜はなんと韓国人で施設で育った仲ですし
小沢仁志の側近には山口祥行で
WRCは韓国にルートをもち、アジア制覇を目指すもののチャイナマフィアはWRCに敵対してくる

で、そんな中で突然松方弘樹会長が殺されて
WRCでは菅田と小沢の権力闘争、外からチャイナが襲い、警察公安部の潰滅作戦と内憂外患の三つ巴のドンパチ映画は実に楽しい

トイレで急に襲われるものの小沢兄貴のチャチャチャって言うナイフさばきとか
流石です
ってことで続編にも期待大です

2015年製作、日本Vシネマ、オールインエンターテインメント作品
OZAWA脚本・監督作品
出演:小沢仁志、波岡一喜、菅田俊、中野英雄、山口祥行、小沢和義、川原英之、野口雅弘、佐々木心音、遠藤沙季、福山優、鶴田さやか、岡崎二朗、渡辺哲、深水三章、松方弘樹
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夜汽車の女

2019-08-18 21:57:49 | 邦画
一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の1本は東映チャンネルの深夜企画されてる”日活ロマンポルノ特集”でRー15版で8月2日の深夜枠でOAされた田中登監督、田中真理出演と言うW田中で作られたこの作品

昭和の生まれ世代にとっては”夜汽車”って言う言葉の響き
どことなく物寂しく切なくて、それでいてなんだろうな実に演歌の世界でもよく使われるように言葉の雰囲気だけでどことなくロマンを感じてしまう訳で
そんなこんなで録画しておいたのですが

何となく月の下旬になりつつあってね、新作がリリースされないために見るDVDを探していたら
なんとGeneonさんからリリースされたRー18のDVDがでて来た
って訳で早速本日のエロチック作品の1本はこれってことで
上に揚げたようにもうタイトルインからしてもワクワクさせられる作品でしたが
田中登監督日活ロマンポルノ4作目の作品にあたるのかな1972年の作品でして
歴史的に見てみるとこの72年って田中真理さんが"猥褻物云々"で裁判にかけられていた時代ですので
ある意味役者としても肉体としても田中真理は一番輝いていた時代でもあるのかな

お話としては考古学の大学教授のお金持ちの家に育った姉妹の百合的な関係をたちきれない愛憎劇といっていいんだろう
妹(田中真理)は奔放に男とセックスをするのだが、姉(続圭子・・・日活では新人枠)を愛するあまり、姉の婚約者を寝取ってしまい
やがて姉妹の出生の秘密が明らかになるにつれ二人の仲は引き裂かれていく・・・
という、比較的解り易い筋書きのはずだったのだが

夜汽車に乗って妹が姉に会いに行くところからお話的にも映像的にも観念的な映像になっていき
よくわからない前衛映画みたいな雰囲気に

夜汽車に田中真理の隣のボックスシートに3人の瞽女集団が乗り込んできてなんと
「信太の狐」を語りだし
それをじっと聞き入る、窓に映る田中真理の横顔と、瞽女たちが謡う詩のテロップが

結局はこの姉妹の顛末は死出の道行きだし
夜汽車で同乗していた丹古母鬼馬二の役割も私にはよくわかんなかったけど
後半からはある意味プロットを消化するというよりかは
耽美的な映像を積み重ねて映像として昇華させるといった画期的な作風だったんですね

どこが"夜汽車"やって前半は見てましたが、この夜汽車のシーンから映画は真逆に進んでいくんですね
いややられたなぁ
田中真理が公判中ということもあったんでしょうがエロ度と裸度の極端に薄い作品でした
助監督に長谷川公彦がついていたんですね

1972年製作、日本映画、日活ロマンポルノ作品
田中登監督作品
出演:田中真理、続圭子、桂知子、丹古母鬼馬二、山口明美、雪丘恵介、織田俊彦、影山英俊
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