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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ボーダーライン:ソマリアウォー

2019-08-17 17:50:35 | 洋画
一応は劇場公開されてる映画ってことで
邦題には「ボーダーライン」ってついてるし
映画の情報は殆どいれてないけども、よくある未公開のDVDスルーされた作品同様にベネチオ・デ・ル・トロの「ボーダーライン」をパクった亜流作品かと思って
一応はソマリアとの海賊とのアクション映画だと思ってレンタルしたんですが

オープニングから主人公の映画に於けるる主人公のモノローグ云々って始まって
冴えない青年がナプキン(多分じゃなくて生理用品)の物流店舗に於ける店頭調査っていうところか始まって
さらに事実に基づいた作品ってでてくるし
で、何となく実にアクション映画とは無縁の展開が延々と・・・

何となく最後まで惰性で見てしまった2時間でしたが
所謂アクション映画ではないんです、銃声はすることはするし
主人公もAK47を3発ほど劇中でも撃つことは撃つけども・・・
そうなんです主人公はノンフィクションライターを志すカナダの大学生
著名なジャーナリスト役のアル・パチーノと出会い
彼からのアドバイスで誰も行っていないソマリアで海賊を取材することを勧められ

有り金はたいてソマリアにわたり、現地のガイドの黒人と交流を深めたり
海賊王の11番目の妻で薬物売りの美人との出会いから
現地の様々な人々が民主国家への転換期にあるソマリアで海賊として生きていくことなどの
インタビューを
そうなんですこれは主人公であるピューリッツァー賞を獲ったカナダ人ジャーナリストのジェイ・バハダーの自伝を完全に映画化した作品ってことで

ソマリアが海賊横行から国交を断絶して西洋人を入国させなくなる前に唯一白人として
ソマリアでの現地の様々なことを発信していったバハダーの視点で描かれてる実に地味な作品ってことで
先に書いたAK47にしても現地の部族長との交流の中で銃を撃ってみるかってことで撃っただけのお話で
現実に起こってる海賊の攻撃とかは、なんと事実のニュース映像だけで
海賊行為はなんとバハダーの脳内で再現されるアニメ映像っていうのが・・・

という事で、邦題詐欺的な実に地味で盛り上がりに欠ける作品でしたが
なんでしょうか、そこにあるのは事実の持ってる重みというか主人公とガイドの交流の掛相の妙とかで最後まで寝オチせずに見られたが
どうなんでしょうラスト”希望”って教えたあの指のサインは・・・
一寸やばくね
所謂人指し指に隣の中指を上から絡めたるサインは、日本でいうところの
人指し指と中指の間に親指を通すサインと同じ意味ですよね
しかし、こういった人の命が軽い国ではある意味”FUCK”って究極の希望であるには違いない・・・なんちゃって

2018年製作、ソマリア・ケニア・スーダン・南アフリカ・アメリカ合作映画
ブライアン・バックリー脚本・監督作品
出演:エヴァン・ピーターズ、バーカッド・アブディ、メラニー・グリフィス、アル・パチーノ
コメント
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