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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

地獄の中の戦場−ワルシャワ蜂起1944ー

2019-08-06 21:15:26 | 洋画未公開
8月3日にブロードウェイと言う会社からDVDスルーされたポーランド製作の
事実を元にした作品
副題に「ワルシャワ蜂起1944」とありますが
この映画自体には1920年からお話が始まりまして

メインのお話は一応はワルシャワ蜂起1944年にソ連の協力をって言うかドイツ軍掃討の名目で
ほとんどソ連のポーランドへの進攻がおき
赤軍がポーランドを共産主義の名の元におくために
ドイツをポーランドから追い出したポーランドの軍隊をポーランドに反逆する不満分子
不法分子として排除に動いて
第二次世界大戦後のポーランド国内ではソ連の共産主義の後押しで起きたポーランド人による
ポーランド人を排除に動いた実話に基づく所謂内戦のお語

ってことで主人公は反共産主義者である抵抗組織のメンバーたちの群像劇ではあるんですが
その中の一人の男の三代にわたる壮大なお話になっているんですが
相変わらずの東方の果ての日本人には実に分かりにくいお話でして
一応は先に書いたようにソ連の戦後を見据えての社会主義と言うか共産主義化に国家ごと巻き込まれたポーランドの歴史は当事者ではないとねぇ
っとこは否めないんですが

これほど戦争は終わったのに極端な国民同士が血で血を洗っていたとは
所謂西側との代理戦争をひとつの国で起きていたとは
人民政府の支配からポーランドを救おうとした連中を狩るためには
公安当局がソ連NKVD(内務人民委員部)の後ろ盾を得てなんと所謂一般人までをも大量に虐殺してるんですね
そんな中で自由主義を標榜して闘い続けた地下組織の人々に焦点を当てているものの
こっちは東洋人ですから人民政府と戦う武装した地下組織のメンバーとの軍服の区別もつかないものの
自らの命を犠牲にしてソビエト連邦のポーランドの支配を阻止しようとしたものの
なんと彼らの死はソ連の崩壊まで報われなかったようですね

邦題に、ジャケットの絵面に惑わされてポーランドのドイツ軍撃退の激戦映画と思ってましたが・・・
めっちゃ重たかった作品でした

2017年製作、ポートランド映画
コンラド・ウェンツキ監督作品
出演:ヴォイチェフ・ニェムチック、ヤヌシュ・ハビョル
コメント
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