MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

制覇8

2020-08-22 23:23:50 | Vシネマ
ようやっと、日本映画専門チャンネルでの”「制覇」劇場“でのOAにリアルで追いつきました
これで”「日本統一」劇場“も、追いつきましたので
今後は横着せずに、なんとかOA月にはちゃんとブログアップしていこうと思ってますが
根は横着者ですからねぇ
 
さて前作「制覇7」で、濡れ手に粟で浜松を実質的に手に入れた新道会若頭武田は
裏の暗殺実行部隊であり、今まで表に出ずに影の功労者である裏部隊のリーダー金田と次郎を天竜一家の後釜に据えて
丸たちを逆に裏部隊に組み替えた。
 
天竜一家の組員たちは、新道会に拾ってもらったりしていましたが
姫路のこれまた一本どっこの侠客で岡崎二郎演じる葛西組組長が
天竜の八代と兄弟であると言う縁からはぐれた天竜の組員を拾い上げていて
そんな中に新道会を恨み続けてる佐竹がいた
 
っていうか驚いたのはその葛西組に肩入れしてるのは
今では一応堅気の土建業を経営してる郷田辰夫がいたのだった・・・・
彼には今でも石原拓海がついているんですね
 
新道会で天竜の生き残りを拾っていた次郎がなんと佐竹に射殺されてしまう
ってことで「日本統一20」でも書きましたが、次郎演じてる宮崎貴久さんが役者生活から足を洗うことになられて
この「制覇」シリーズもこれ以上出られないってことで、命を落とす格好に・・・
ここでも一応宮崎さんんへの感謝ってことでしょうか
今まで一郎・次郎と喧嘩ばっかしていた冨田じゅんさん演じる母親が
子を亡くしてヤクザを詰る演技をちゃんと見せてくれているんですね
っていうか、彼を殺すために天竜一家の表社会に出させたってのが本当のところなんでしょう
これでもう、過去作品以外でしか宮崎貴久さんを見ることはないのね
得難い脇役さんでしたが・・・
 
で、一応門を潜ったものは親の責任と葛西親分と新道会は一触即発の関係に
そこの渦中に堅気になったとは言え、郷田辰夫がいるわけですから
難波本家では郷田の存在に注視して
五代目枡田親分初め郷田の真意を探るものの、郷田はあくまで堅気であり復帰は考えてないと・・・
 
そこへ武田たちが葛西組に押しかけ、郷田と葛西連合と一触即発の・・・
って時に佐竹が外で暴発し、彼の放った一弾が堅気のJKの命を奪ったため
葛西は近藤と手打ちのために自ら指三本詰めて詫びを入れて引退する
 
これまた濡れ手に粟で姫路をも手に入れた新道会
椎名は打つ手打つ手が裏目に出てきて
新道会は難波を中心にして西に姫路から睨みをきかせ
東には浜松から睨みを聞かせることに・・・
 
椎名・舛田連合と新道会との権力争いが激化していくことになっていくんでしょうが
現実的にはこの葛西組のお話からフィクションが入ってきてまして
今までは六代目になる道のりを描いて来ていた「制覇」シリーズでしたが、フィクション要素を入れてきましたねぇ
 
2016年製作、日本Vシネマ、制覇製作委員会作品
港雄二監督作品
出演;小沢仁志、谷村好一、SHU、宮﨑貴久、羽村英、城明男、千葉誠樹、冨田じゅん、斎藤綾乃、樋口隆則、下元史朗、高岡健二、小沢和義、石原拓海、岡崎二朗、白竜
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

2020-08-22 19:04:20 | 洋画
TSUTAYAさんでは、結構な本数を仕入れていたのと
セットに入れる作品も、ほとんどなかったんで、どことなく美術を巡るミステリーだと勝手に思い込んで、いつものようになんも考えずにレンタルして来ちゃいました
95分というちょうど寝る前に見るにはグッドな尺だと
手にとったら、なんとアルバトロスではありませんか
ちょっと嫌な気もしないではないですが
たまにあるんですよね、アルバトロスの作品では
地味ですが良質な家族愛を裏テーマにしたフィンランド映画だった
 
美術品を競売で仕入れて顧客に販売する古美術商の老人が、
なんと学校で悪さしたための罰則としての職業体験と称する制裁で娘から
古美術店で働くことになった孫と過ごす間に
とある絵画を見て、永年の経験からその真贋を見極め作者のサインがないもののロシアの作家レービンのものと判断し
それをオークションで買い取ることに・・・
フィンランドでは校則として本人に反省の機会として職業体験をさせるんですね
家庭謹慎とかで、家に自粛謹慎させとくより、第三者のテニス委ねて社会貢献させるのも、ある意味ありかもしれませんが
 
この主人公のおじいちゃん、奥さんが亡くなってからは家族とほとんど没交渉で、仕事一筋
殿結果今回の掘り出し物の真贋を見抜くほど眼力があるものの
仕事にかまけて娘たち家族を省みることがなかったんですね
そんな中孫を預かることになって・・・
初めはお互いぎこちないものの
一幅の絵を留守番中に設定価格より高めに売り
差額をポンポンに・・・って言う現代っ子の様相を見せますが
それで商売の面白い一面を見つけた孫でしたが
じいちゃんは見つけたレーベンのキリスト像日本執着しており
そのオークションでの落札価格をどう入手するかに腐心しており
 
また真贋の確認に孫まで担ぎ出して証拠固めまで・・・
孫は最初マゴマゴするものの、じいちゃんの美術に対する思いを見て
なんと自分の貯金までじいちゃんに貸してしまう

美術オークション主催者が、美術館からレーベンの本物と連絡を受けたのと前後してじいちゃんはなんとか集めた金でレーベンの作品を持ってってしまい
レーベン収集家に連絡入れるものの
収集家はディーラーに確認を取ると、彼は贋作と言い切って
じいちゃんのレーベンは売れ残り
挙句じいちゃんは美術店を手放さざるを得なくなり
レーベンの絵を持って自宅に篭り・・・やがて死ぬ
娘が遺品整理で呼んだディーラーはレーベンの絵を売った時の値段で引き取ると娘に言うが
その場にいた孫が・・・
 
家族をかえり見ない父親からレーベンの絵の裏に手紙が残っており
家族って離れていても・・・って言うお話でしたが
美術ディーラーたちの熾烈な真贋争いとか、その美術に対する汚い行為とかを描きつつ、絵のことよく知らなくても割りと楽しめた作品ですが
全体的に地味な作品でした。

2018年製作、フィンランド映画
クラウス・ハロ監督作品
出演:ヘイッキ・ノウシアイネン、ピルヨ・ロンカ、アモス・ブロテルス、ステファン・サウク
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