MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

カツベン!

2020-08-23 23:34:06 | 邦画
最近は、邦画を見ていこうと
これでもかなり私自身努力して見ているつもり
どうなんでしょう、この映画最初は見る気もなかったんですが
セットにする後一本がなかったってことで
これって周防正行監督だったのね
自慢じゃないけど邦画は任侠とか時代劇とかのアクションか、映画5社の黄金期作品から衰退期のプログラムピクチャーとか、ロマンポルノとかピンクしか邦画作品見てきてないですから
周防監督作品はピンク映画の「変態家族 兄貴の嫁さん」しか見てない
って事でなんと周防作品は二作目の視聴になります
 
これって東映さんが配給していたのね
ってことでいつもの岩に波頭がうちつける三角マークのロゴではありません
時代設定は大正ですから、東映さんは昭和になってからできた映画会社
ってことでこのモノクロのロゴは
「変態家族 兄貴の嫁さん」の時も、松竹の富士山ロゴを真似して作っていた周防さんですから
映画に合わせてこのロゴにこだわったんでしょう
って言うことでこのロゴからファーストシーンは35mmのモノクロ無声作品につながって
その作品の撮影風景になってカラーヴィスタサイズになっていくと言うこだわり
 
時代劇作品の撮影での台詞は“イロハ”を口でいうだけ
これもなんか希本で読んだような気もする
そんな田舎町でのロケシーンに出会した男の子と女の子の10年後のお話
映画館で売られていたのか、キャラメルが、実にいい小道具としてラストでも生かされてました
 
この男の子が弁士に、女の子が女優さんに・・・
女優さん役の黒島結菜さんが素敵でした、まだ25前後でしょうか
私にはお初にお目見えの女優さんですから、今後はキラキラ映画でなければピックアップしていくようにしよう
 
そうなんですか、フィルムは当時は買い取りだったのかな
劇場でストックしていたようですね
テーマは無声映画ですから、チャップリン映画とか目玉野口松ちゃんとか阪妻さんでしょうか、洋画の「十戒」とかは現物を使ってるようですが
それ以外の日本作品は改めて現代役者で撮りなおされたようですね
スラップスティックコメディをプロットに取り入れていたりしてのドタバタコメディ
クライマックスシーンではちょっとドタバタしすぎかな・・・って気はしましたが
 
突散らかすだけ散らかして、刑務所での弁士の語りだけで
映画全巻の終わりは見事だったかな
そしてエンドクレジットのBGMはなんと「東京節」でしたか
オープニングの映画撮影シーンではオケだけでしたがエンドクレジットは替え歌でしたが、涙がちょちょぎれた
一応「東京節」って、個人的にはエノケンさんの映画で認知してたんだったかな鬼人的には
♪ラメチャンタラギッチョンチョンノパイノパイノパイ
がサビのやつです
 
2019年製作、日本映画、「カツベン!」製作委員会作品、東映配給
周防正行監督作品
出演:成田凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、竹中直人、渡辺えり、井上真央、小日向文世、竹野内豊
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シー・フィーバー 深海の怪物

2020-08-23 19:29:55 | 洋画未公開
8月19日にレンタルリリースされた最新作
GEOさんから、この金土日オール100円ってことでレンタルしてきた作品
禁を破ってTVドラマの最新作の前半5巻とかも一週間だったので
そんなこんなで100均で1100円もレンタルしてしまった
ちなみにこの新作は一泊二日ですが・・・

実に静かに始まる作品
途中からですが、なんと現在この地球に住んでる全人間が直面してるコロナ禍の
感染を拡大させるのか、この船で留めておくのか
って言う人間の根本的な問題にも触れて来ていてるようで・・・
 
優秀ながらも人付き合いが苦手な学生シヴォーン
専任教授からパーティに付き合えと命令されても言うことは聞かない
翌日博士号取得の為の海洋生物の調査で漁船に乗り合わせるが
漁船は家族で経営してるようで、2、3人は雇われ船員というか漁師
船長は借金で首が回ってないような家族操業なちっちゃい船
白髪の婆さんまで乗ってるし
漁師たちは公開に赤毛は不幸を呼ぶとかみんなから言われるほど
シヴォーンは赤毛
でも、人嫌い同様意に介さないものの
 
航海中、巨大で複数の触手を持つイカ?の様な生物の襲撃に遭い、船の進行を阻止してるのはスクリューに絡んだ触手のため
さらに船体に絡み付いた触手がなんと船の鉄板を侵食してくる
イカみたいな生物とわかるのはシヴォーンに潜水させて調査させているんですが
触手のみで、本体は未発見
船員達は対策を練るが、いつの間にか巨大な生物は離れてなんとか船は動くが
しかし巨大な生物は寄生虫の様な物を植え付けていて
そいつが今度は人間に侵食しており、侵食された人間の目によくわからん生物体が見え
その繁殖で目が爆発すると言うグロというか衝撃的な映像が

静かにジワジワと浸食していく謎の生物
誰がいつ感染するか分からない恐怖、その恐怖により船上の漁師たちの精神が未知の生物同様に蝕ばまれていく・・・
シヴォーンはさすが生物学の学生、丘に上がるには陰性と分かるまで上陸はしない方がいいというが
対立する船員達との亀裂
シヴォーンはなんとイカの触手同様に網の綱でスクリューを止める

目が破裂する以外は実に地味で静かに展開する映画
シヴォーンの対応が今のコロナ禍を見るまでもなく正しいのだろうけど、
やっぱ船から降りたいよね
で、シヴォーンのとった行為は至極当たり前なことでしたが
悲劇的な終わり方をする映画
 
2019年製作、アイルランド・アメリカ・イギリス・スウェーデン・ベルギー合作映画
ニーサ・ハーディマン脚本・監督作品
出演:コニー・ニールセン、ハーミオーネ・コーフィールド、ダグレイ・スコット、オルウェン・フエレ、ジャック・ヒッキー
コメント (2)
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