MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

日本統一21

2020-08-12 23:20:35 | Vシネマ
ようやく日本映画専門チャンネルで、この8月から土曜深夜に“「日本統一」劇場”が月一本の割合でOAが再開されました。
 
丁度内容的にも前作「日本統一20」で、侠和会若頭補佐氷室は、俠和に異常とも言える敵愾心で向かってきていた西日本睦会々長福本を乱戦により仕留めたが
俠和で工藤本流を豪語する工藤組の財前が、この西日本とのゴタゴタの間隙をついて氷室を狙ったものの
氷室を庇って甥の菅谷謙太が命を落としてしまう
甥を失った氷室が失意の中、侠和会では財前による氷室暗殺計画の責任を取り工藤会長がが引退を決意、さらに西日本睦会をも併呑した侠和会は川谷を三代目会長として
一方東京の丸神連合も三田を二代目とする丸神会が発足したのであった
 
侠和会は川谷新体制の一環として氷室を若頭の座に座らせるのであった
この人事が俠和を二分させようとは誰もが思ってもいなかったものの
旧工藤組の連中は不満が募っていくが
川谷一門山崎組連中は逆に勢いづいていくのも事実ですがですが‥・・・
 
そんな中、水神との抗争で丸打一派の横浜藤代組二代目組長であり、この連合で丸神会理事長補佐となった棟方組長が刑期を終え刑務所から出てくる
丸神会の幹部が迎えにきてる後方では
棟方と兄弟分である川谷と氷室も迎えにきていたのである
川谷は一時大阪にいられない時があり、横浜の藤代組にゲソを預けていて
その時に棟方との兄弟分になっていのだった
 
そんな川谷の横に控えているヒムロヲ見て棟方のひざは崩れそうになるのであり
昔を思い出していた、それは、氷室がまだ若かった頃、実は氷室は先代藤代組長の忘形見だったのであり
藤代に頼まれて、棟方が氷室と、病に臥した氷室の母に付き添っていた過去だった

日本統一5」で明かされていた氷室の幼い日の思いでがここで生きてくるんですね
“氷室が物心がつく前に親父(藤代組長)は死んでいた”
“親父について氷室はヤクザ稼業の人間だったということくらいしか知らない。”
“氷室は藤代組長の愛人との子供である。”
がこの作品で実は変更されてしまいます・・・
そんな藤代組をつがない氷室の実父に対する母親への仕打ちとかを改めて
本宮泰風や山口祥行ではない若い俳優陣が、氷室や田村の生い立ちを演じており、
藤代組長を再び史郎さんが演じてなんと殺陣まで披露されてて

氷室は棟方から、父に宛てた最後の手紙を受け取り藤代への長い恨みを解いていくのであった
ある意味ちょっと今後の展開が工藤派との分れるか否か
棟方の氷室を挟んでの丸神との立ち位置とか様々な波乱への序章となってる作品

氷室と田村とのカッコよかった若者時代の設定がちょっと変更されてはいるものの
激しい戦闘は史郎さんが引き受けての氷室の昔探しのお話になっていました
 
2017年製作、日本Vシネマ、日本統一製作委員会作品
濱水誠監督作品
出演:本宮泰風、山口祥行、小沢仁志、奈良坂篤、舘昌美、桑田昭彦、川原英之、、北代高士、SHU、大沢樹生、菅田俊、松山鷹志、樋口隆則、下元史朗、白竜、津川雅彦
 
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ダブル・サスペクツ

2020-08-12 18:59:08 | NET配信映画
WOWOWのジャパンプレミア枠で「ルーベ、嘆きの光」のタイトルでOAされたのちに
アルバトロスから5日にDVDリリースされた一本
レア・セドウの顔をジャケットの絵面で認めてセットレンタルの一本に加えてきたDVDだったので、フランス映画って言う以外は、何も分からずに見始めました
 
警察車両が道路上で燃えてる車両を見つけて、警察本部に連絡入れて
通りすぎていく、あれれ、止まって捜査しないんだ・・・って
警察車両らしきものを運転していたのはどうやら栃木警察署長さんらしいと
警察無線で希会話でわかる
夜間の出金途上らしいこともわかる
彼の顔からも、途中での台詞からも分かるんですが
北アフリカ出身、そうつまりアルジェリア出身のようだとわかるんですね
家族で移民してきて、彼だけここに残り警察署長をしており、いまでは家族は全員アルジェリアに帰ってしまってるらしいが
彼自身はこのベルギー国境に接してる小さな街ルーベという治安の悪い格差社会の見本みたいな街の警察署長の話だった
しかし、こんな小さなスラムみたいな街でも地下鉄が走ってるんですね
 
って言うのもこの映画犯罪映画なんですが、此のルーベっていう街で起きる様々なっていうか
地下鉄駅構内で13才の少女を防犯カメラの死角で口腔強姦事件とか
密集住宅街での放火事件、少女誘拐事件に老婆殺人事件とクリスマス残り夜に起きた此の街にあるたった一つの警察署が抱えた事件をドキュメンタリー風に捉えている
実に地味な作品だった
 
密集住宅街での放火の目撃者であるレア・セドウとサラ・フォレスティエの同棲(性)カップルの証言から犯人を挙げてくるが・・・彼らにはアリバイがあって
しかし老婆の殺害死体をみっけた警察はっていうか署長は
状況から判断して
この同棲カップルを犯人と認識して、それぞれを別々に尋問していく
 
そうなんですね、この老婆殺人事件の犯人として二人の尋問風景を微細に描いていくんですね
見てるこっちから言わせてもらうと、かなりな誘導尋問にも見えなくはないのですが
ちゃんと辻褄が合わない部分とか、結構克明に尋問していくだけのお話
そうだよね犯人でなきゃレア・セドウとサラ・フォレスティエをキャスティングしてはこないし
 
しかし、別々に尋問して、”向こうはこう言ってる“とか犯行告白を誘導させるような尋問って民主警察としてそれでいいのかなぁ
って見てて思わされますが
そんな尋問してる間に署長には地下鉄レイプ犯逮捕の報告とか
誘拐娘が実は家出で、ちゃんと両親と・・・ってクリスマスの日に起きた事件が台詞のみで解決されていくとこはちゃんとそれぞれ収束させてくれていたんですね
 
ちょっと地味な2時間の作品だった、レア・セドウが出てなかったら
完全に先にこっちがオチていた作品だったなぁ
 
2019年製作、フランス映画
アルノー・デプレシャン脚本・監督作品
出演:レア・セドゥ、サラ・フォレスティエ、ロシュディ・ゼム、アントワーヌ・レナルツ
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