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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

妖星ゴラス

2024-09-21 17:58:59 | 邦画
私の3時間強もある中国SF映画「流転の地球 -太陽系脱出計画-」という記事に“エンジンによって地球を今の太陽系からの位置からずらす”というアイデアは1962年製作の東宝映画の「妖星ゴラス」で使われてるアイディアというご指摘をコメントいただき
私自身この「妖星ゴラス」という作品を未見でしたので、何にもお返しするコメントを持ち合わせていなかったのと
見終わって周辺調査していくとおんなじように「妖星ゴラス」というタイトルがかなり出てきてましたので
これは見ておかねばいかんかなということでいたら
 
DVD屋さんに廉価版で売られていましたので早速購入して拝見させてもらいました。
東宝さんお得意の円谷監督以下の特撮スタッフによる地球の軌道を衛星の落下軌道から地球の公転軌道を変えようと“重水素ならびに三重水素を利用したロケット推進装置を南極に設置し、100日間で地球を40万キロメートル移動させて軌道を変える”という奮闘する人々を描いた作品だったんですね
 
まぁ今から60年以上も前にアイディアとしてこう言ったプロットを考えた東宝のスタッフの映画に対する熱意と
その意思に応えようとする未だCGとかVFX技術のない時代の特撮スタッフたちの映画に対する情熱とミニチュアだけで本物に見えるというか見させる彼らの技量にはまさに”感服“の二文字しか浮かびませんが
きっちりシネスコ画面でミニチュアに見えないように見せる技術力の高さが光る作品でしたし
お子様映画というよりは大人が見て映画として面白いと感ぜられるシノプシスを脚本化した木村武さんというスタッフさんがいて
 
役者さんたちも安心して演じられていたんですね
だから池部良さんが主演されてても違和感無く大人の見る映画ということに成功していたと言えるんですね。
 
1962年製作、日本映画、東宝作品
本多猪四郎監督作品、円谷英二特撮監督
出演:池部良、白川由美、久保明、水野久美、太刀川寛、平田昭彦、佐原健二、田崎潤、上原謙、志村喬、河津清三郎、三島耕、堺左千夫、天本英世、佐々木孝丸、西村晃、小沢栄太郎

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