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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

母とわたしの3日間

2024-09-22 05:05:01 | 韓国映画
今月多分最後の作品になるであろう韓国映画は実にハートウォーミングなこの作品。
映画の情報全く入れてないから
母娘のこじれていた人生かなんかがが3日間の旅行という非日常の世界での交流の中で雲散して行くようなお話だって思っていて
多分に私にはとても合わない作品でしょうけども今月リリース作品を埋めていくには見るしかないだろうって思っていたら
 
なんと蓋を開けてみたらまずはお母ちゃん三日間の休暇をもらいガイド役の天使くんのこの世での過ごしかたのレクチャーを受けるとこから始まり
そうなんですお母ちゃんは実はゴーストでありまして
休暇をいただいてこの世の娘に会いにきたって言うとこから始まるからジャンルとしては一応ファンタジー作品
 
話しかけても伝わらないっていうか聞こえないしゴーストは見えない
娘さんには触れられないしツキ抜けてしまうしこの世のものにも触れないただ見守って一緒に相手には見えんけど過ごす三日間のレクチャーを受けていざ娘のいるとこに
やってきたら自分が心臓麻痺で死んだイナカの一膳飯の定食屋
娘は母一人子一人で育ててきて勉強させるために都会にいかせていたという学生時代からべんきょうさせてきて今ではUCLAの教授してるからアメリカに連れてってもらえるものと思ってたらなんと死んだときの自分の家で
娘は定食屋の主人をしてると言うショック
 
まぁそういうことで子供の時から勉学させるために都会で一人暮らしさせて年に数回しか会えずに成長させてUCLAの大学教授にまでさせたものの
死んで三年してこの世に来てみれば娘は一人で定食屋を守っていた・・・
こんなはずではなかったはずって嘆くゴーストの母を尻目に
母子として毎日生活もできずに勉学に励んで大学教授にまで出世した娘ではあるんですが
 
一緒に生活して成長して来れなかったし、母の死に目にもあえないまま子供として孝行もしてこなかった分、母を偲んで彼女なりに母として接してくれた分を、今彼女の味を受け継いで、定食屋をすることで万分の一でも恩を返していたわけ、で母としてはある意味不服な娘の今の生活を見るにつけ、生きてたときの自分の娘への接し方が間違っていたのだろうかって思うようになり
 
過去の時制を思い出して振り返る中で親と子の愛情の思いとしてのすれ違いを描写しつつ
親から子に子が親への愛と言った血として教えなくても伝わっていくものとしての、母の料理の味って言う切っても切れないそして目に見えない絆っていうようなものを前面に出してきている作品
あの世のでの決まりに反して夢現という世界観の中で最終的に想いを伝え合うラストが実に泣かせる
まぁ私自身はこう言った泣かせに来る作品は嫌いではあるんですが
韓国映画のこう言ったストーリーテリングでの泣かせのうまさには乗せられてしまいましたねぇ
 
まぁいい映画を見させてもらったっていう作品
これもまた一つの韓流シノプシスのうまさでしょうか
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
ユク・サンヒョ監督作品
出演:キム・ヘスク、シン・ミナ、カン・ギヨン、ファン・ボラ

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