いいトシこいて、子供のような味覚を持つ私はもちろん、カレーも大好物である。
最近は、本場インド(や近隣諸国)形式のカレーを出す店が増えてきているが、私はやっぱり、日本風のカレーが好きだね。
「日本のはスパイスが少なく香りが乏しいし…」とバカにする輩もいるけど、そんなヤツには、
「インドのカレーにはトンカツが乗らねえじゃねえか!」と反論することにしている。
実際、インド風のお店で、トンカツのトッピングって、あんまり見ないでしょ(宗教上の理由もあるだろうが)。
カツ+カレーという素晴らしい食べ物を生み出した、この日本という国を、私は誇りに思う。
さて、最近の私は、文京区の江戸川橋あたりに足を運ぶことが増えた。
このエリアは、何十年も前から営業しているようなレトロ食堂が多く、マニア心をくすぐる。
そのような食堂で、安ウマなカツカレーを食べたので、以下で紹介していこう。
まずは、いかにも「日本の食堂」らしいネーミングの『キッチン タロー』。
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入口ドア付近の古びたサンプル(←失礼だろ)から、長年営業していらっしゃるのがわかる。
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メニューはカレーと揚げ物定食が中心で、どれもだいたい700円以下。最高値メニューがカキフライ定食の800円。
カレーライスが580円で、カツカレーは680円。100円しか変わらないのなら、当然カツカレーを選ぶでしょ。
注文後、おばちゃんが小鍋でカレーソースを温め、おじちゃんがカツを揚げ…「カツカレーライス」が到着。
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おおっ、期待通りのビジュアルではないか!
黄色いカレー、紙ナプキンで包まれたスプーン、遅れて出てきた味噌汁(笑)。これぞ食堂のカツカレーだよ。
ほどよい辛さとトロミのカレーと、薄いけど熱々でサクサクのとんかつとの組み合わせは最高。
最近、こういうカレーを食べられる店が、どんどん減ってるのがさみしい。
ここは揚げ物もおいしく、再訪時には、写真の「ミックスフライライス」700円を食べた。
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メンチカツ、クリームコロッケ、エビフライに、キャベツとスパゲティ、そしてご飯と味噌汁とお新香。
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粗目のパン粉をまとったメンチは、臭みもなくジューシーで、クリームコロッケは、トロ~り優しい味わい。
カツカレーを食べて気付いたけど、揚げ物担当のおじちゃんは、かなりの腕前と見た。
ご高齢のおふたりに跡継ぎがいるのかは不明だけど、1日でも長くお店を続けてほしいね。
さて、お次に紹介するのは、こちらもカレーと揚げ物が主体のお店『キッチンヨッチ』。
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神保町に本店があり、各地に支店がある『南海』出身らしい。ならばカツカレーを注文だ。
数分後、料理長らしきおじちゃんが、外出から戻ってきて調理開始。近所に出前に行ってたのかな?
しばらくして、「カツカレー」750円と「生たまご」50円が、スープ付きでやってきた。
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やや大盛りなのと、千切りキャベツが付くのは、南海と同様だが、カレーソースの色は神保町店ほど黒くない。
食べてみると、色との関係は不明だが、南海よりは甘口。玉ネギが多いのかな。個人的にはこちらの方が好きかも。
あと、ひと口サイズのジャガイモ(生卵のすぐ上)が付くのも、こちらのオリジナル。
さらにこちらのオリジナルルールとして、「カレーの方、一回に限りルーのおかわりサービス」(原文ママ)がある。
お言葉に甘えて、ご飯とカツを半分残して食べていき、カレーソースだけ意地汚くお替り。
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このツユだくカレーは、まさに「カレーは飲み物 byウガンダ氏」的な状態で、スルスルお腹に収まった。
ここまで書いてなかったけど、南海出身らしい大き目サイズのカツは、味も揚げ具合も申し分なく、
次回はカツ単品でビールを飲みたいね。シメはカレーかナポリタンだな。
最後は江戸川橋ではなく、飯田橋駅にほど近い場所にある『インドール』。
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看板でもおわかりの通り、カレー店風の店名なのに妙に生姜焼きを推している。
確かに私も、これまで豚肉の生姜orにんにく焼きしか頼んだことがなく、カレーを食べている客を見た記憶がない。
久々の入店時も、オーダーは結局、いつもと同じ「豚肉のしょうが焼き」550円と「ライス並」150円。
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右上の豆腐、ピーマン、トマトはお店からのサービスだ。
ここの生姜焼きは、タレが程よいしょっぱさで、実にメシが進む。昔は大盛りライス200円を頼んだものだった。
相変わらずウマかったが、今度こそカレーを食べてみようと、数日後に再訪。
「カレーライス」が500円で、「カツカレー」は700円。ここのカレーも、タローと同様に安いね。
予想より早めにカツカレーが到着。残念ながら、カツは揚げ置きらしい。
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カレーは、辛味や旨味がさほどなく、ごくフツーの味。生姜焼きが一級品なだけに、凡庸に感じてしまう。
調理担当の店主も、なぜか不機嫌そうに感じた。自身がフライパンを振るう、炒め物関係を食べてほしいのかな。
次回は、生姜焼きの単品に、ライスに替えてカレーライスを頼んでみるか。
2/3ほど食べ進んだころ、ようやくサービスが届いた。カレーには付かないのかと思ってたよ。
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揚げ豆腐、ピーマン、生野菜がついて700円とは、ずいぶんお得なカツカレーだよね。
こちらも、高齢のご夫婦が頑張ってらっしゃる。後継ぎがいらっしゃるといいな。
今回紹介した3店についてまとめると、
●キッチン タローは、安くて美味しい揚げ物のお店。
●キッチンヨッチは、ボリューミーなカレーがウリ。
●インドールは、やっぱり焼肉関係がおススメ。
カツカレーは、ヨッチの方が万人受けしそうだけど、私の好みは、昔懐かしいタイプのタローだ。
江戸川橋エリアには、魅力的な食堂がまだまだあるので、そちらもまた、改めて紹介したい。
最近は、本場インド(や近隣諸国)形式のカレーを出す店が増えてきているが、私はやっぱり、日本風のカレーが好きだね。
「日本のはスパイスが少なく香りが乏しいし…」とバカにする輩もいるけど、そんなヤツには、
「インドのカレーにはトンカツが乗らねえじゃねえか!」と反論することにしている。
実際、インド風のお店で、トンカツのトッピングって、あんまり見ないでしょ(宗教上の理由もあるだろうが)。
カツ+カレーという素晴らしい食べ物を生み出した、この日本という国を、私は誇りに思う。
さて、最近の私は、文京区の江戸川橋あたりに足を運ぶことが増えた。
このエリアは、何十年も前から営業しているようなレトロ食堂が多く、マニア心をくすぐる。
そのような食堂で、安ウマなカツカレーを食べたので、以下で紹介していこう。
まずは、いかにも「日本の食堂」らしいネーミングの『キッチン タロー』。
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入口ドア付近の古びたサンプル(←失礼だろ)から、長年営業していらっしゃるのがわかる。
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メニューはカレーと揚げ物定食が中心で、どれもだいたい700円以下。最高値メニューがカキフライ定食の800円。
カレーライスが580円で、カツカレーは680円。100円しか変わらないのなら、当然カツカレーを選ぶでしょ。
注文後、おばちゃんが小鍋でカレーソースを温め、おじちゃんがカツを揚げ…「カツカレーライス」が到着。
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おおっ、期待通りのビジュアルではないか!
黄色いカレー、紙ナプキンで包まれたスプーン、遅れて出てきた味噌汁(笑)。これぞ食堂のカツカレーだよ。
ほどよい辛さとトロミのカレーと、薄いけど熱々でサクサクのとんかつとの組み合わせは最高。
最近、こういうカレーを食べられる店が、どんどん減ってるのがさみしい。
ここは揚げ物もおいしく、再訪時には、写真の「ミックスフライライス」700円を食べた。
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メンチカツ、クリームコロッケ、エビフライに、キャベツとスパゲティ、そしてご飯と味噌汁とお新香。
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粗目のパン粉をまとったメンチは、臭みもなくジューシーで、クリームコロッケは、トロ~り優しい味わい。
カツカレーを食べて気付いたけど、揚げ物担当のおじちゃんは、かなりの腕前と見た。
ご高齢のおふたりに跡継ぎがいるのかは不明だけど、1日でも長くお店を続けてほしいね。
さて、お次に紹介するのは、こちらもカレーと揚げ物が主体のお店『キッチンヨッチ』。
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神保町に本店があり、各地に支店がある『南海』出身らしい。ならばカツカレーを注文だ。
数分後、料理長らしきおじちゃんが、外出から戻ってきて調理開始。近所に出前に行ってたのかな?
しばらくして、「カツカレー」750円と「生たまご」50円が、スープ付きでやってきた。
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やや大盛りなのと、千切りキャベツが付くのは、南海と同様だが、カレーソースの色は神保町店ほど黒くない。
食べてみると、色との関係は不明だが、南海よりは甘口。玉ネギが多いのかな。個人的にはこちらの方が好きかも。
あと、ひと口サイズのジャガイモ(生卵のすぐ上)が付くのも、こちらのオリジナル。
さらにこちらのオリジナルルールとして、「カレーの方、一回に限りルーのおかわりサービス」(原文ママ)がある。
お言葉に甘えて、ご飯とカツを半分残して食べていき、カレーソースだけ意地汚くお替り。
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このツユだくカレーは、まさに「カレーは飲み物 byウガンダ氏」的な状態で、スルスルお腹に収まった。
ここまで書いてなかったけど、南海出身らしい大き目サイズのカツは、味も揚げ具合も申し分なく、
次回はカツ単品でビールを飲みたいね。シメはカレーかナポリタンだな。
最後は江戸川橋ではなく、飯田橋駅にほど近い場所にある『インドール』。
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看板でもおわかりの通り、カレー店風の店名なのに妙に生姜焼きを推している。
確かに私も、これまで豚肉の生姜orにんにく焼きしか頼んだことがなく、カレーを食べている客を見た記憶がない。
久々の入店時も、オーダーは結局、いつもと同じ「豚肉のしょうが焼き」550円と「ライス並」150円。
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右上の豆腐、ピーマン、トマトはお店からのサービスだ。
ここの生姜焼きは、タレが程よいしょっぱさで、実にメシが進む。昔は大盛りライス200円を頼んだものだった。
相変わらずウマかったが、今度こそカレーを食べてみようと、数日後に再訪。
「カレーライス」が500円で、「カツカレー」は700円。ここのカレーも、タローと同様に安いね。
予想より早めにカツカレーが到着。残念ながら、カツは揚げ置きらしい。
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カレーは、辛味や旨味がさほどなく、ごくフツーの味。生姜焼きが一級品なだけに、凡庸に感じてしまう。
調理担当の店主も、なぜか不機嫌そうに感じた。自身がフライパンを振るう、炒め物関係を食べてほしいのかな。
次回は、生姜焼きの単品に、ライスに替えてカレーライスを頼んでみるか。
2/3ほど食べ進んだころ、ようやくサービスが届いた。カレーには付かないのかと思ってたよ。
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揚げ豆腐、ピーマン、生野菜がついて700円とは、ずいぶんお得なカツカレーだよね。
こちらも、高齢のご夫婦が頑張ってらっしゃる。後継ぎがいらっしゃるといいな。
今回紹介した3店についてまとめると、
●キッチン タローは、安くて美味しい揚げ物のお店。
●キッチンヨッチは、ボリューミーなカレーがウリ。
●インドールは、やっぱり焼肉関係がおススメ。
カツカレーは、ヨッチの方が万人受けしそうだけど、私の好みは、昔懐かしいタイプのタローだ。
江戸川橋エリアには、魅力的な食堂がまだまだあるので、そちらもまた、改めて紹介したい。