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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

『天下一品』高円寺限定メニュー

2019年04月02日 | 天下一品
拙ブログでは「煮込み」と呼んでいる(そして、誰もマネしてくれない)、『天下一品』のこってりラーメン。
前回10月の投稿↓では、水道橋店が770円に値上げしていたのを嘆いたのだが、
https://blog.goo.ne.jp/shiyoudayuuji/e/91e85833cf49f05d980d2141f92df2e9

調べたところ、東京で770円は水道橋と赤坂だけで、あとは新宿西口と吉祥寺が730円で、他はだいたい720円のままのようだ。
以前も書いたが、テンイチは店舗によってスープの濃度に差があるが、これはオーナーがそれぞれ違うからであり、
同様の理由で、メニューや価格も微妙に異なっているので、自分の好みの店を探すのもまた楽しい。
私が好きなのは、つまみメニュー豊富な水道橋(値上げは残念だが)、濃厚なのに意外と空いている穴場店の府中中河原、
そして、営業時間の長さや席数の多さ、スープの安定感などの総合力で、高円寺を最上位に推したい。

高円寺は、天下一品・京都本部の直営店らしく、「アメトーーク!」などメディアに露出する機会も多い。
スープはいつでも濃厚で、連日お客さんも途切れることなく、私自身も味について不満を抱いたことはないが、
お店側は現状に満足することなく、新たなメニューの開発・提供にも熱心なのである!
ただし、それは高円寺店の意思ではなく、本部からの指令で、イヤイヤやっているだけなのかもしれないが(苦笑)。

たとえば、だいぶ前に紹介した「回鍋肉」は、東京では高円寺と、おなじく直営店の神楽坂でしか見たことない。

※回鍋肉は単品550円、定食は1090円

回鍋肉、意外とウマかった印象があるよ。こってりとのセットは相当カロリーが高そうだが。
また、今から2年ほど前には、【ハバネロを練り込んだ辛口の餃子】という、幻のメニューがあった。
どのくらい幻かというと、正式なメニュー名を覚えてないほど。結局、一度しか頼まなかったし。
ネットで調べたところ、正式名は「辛餃子」で、読みは「しんぎょうざ」だった様子。
こちらがその写真。酒のツマミとして、「豚キムチ」単品と一緒に注文した。


見本の写真は、もっと真っ赤だったのだが、見た感じは普通の餃子とさほど変わらないよね。
しかし、いざ食べてみるとハバネロの辛味が……たいして効いておらず、ほんのりピリ辛。
一番わかりやすいのが、「うまい棒」のめんたい味(笑)。豚キムチの方が、よっぽど辛かった。
結局、レギュラーメニューにならなかったので、あまり評判よくなかったのかも。

さらに、昨年10月の「天下一品祭り」の時期に訪問した際には、卓上にて写真のメニューを発見。


テンイチなのに最中アイス!? 甘党の私だが、さすがに注文するのをためらってしまった。
料理の世界では「シェフこだわりの味」などと、いい意味で使われるケースの多い「こだわり」だが、
本来は「つまらないことに執着し、行動が停滞する」という、どちらかといえばネガティブ要素の強い言葉である。
つまり、この場合の「こだわり最中」は、日本語的には正しいといえるだろう(笑)。
ちなみに、昨日(4/1)の時点でもまだ販売していたが、味は2種類のままだった。

さて、昨日の私が注文したのは、まずはびんビール600円と、写真のおつまみセット412円。


以前より、盛り付けが美しくなった。さすがは高円寺、従業員がマジメだ(…と思う)。
辛口キムチですぐに1本、玉子とメンマに卓上の辛味噌を乗せてもう1本ビールを飲み、そろそろシメに。
この日は、店内壁ポスターでひっそりと表示していた、高円寺限定・期間限定・数量限定のメニューを選択。
そのメニューとは、「こってりチーズパンラーメン」である!

高円寺店のみの提供、期間は3月~8月の半年間、1日30食限定らしい。
30食の割には、21時45分の時点でも売り切れてなかったので、あまり人気ないのかも(笑)。
ポスターのイメージ写真を見ると、カットしたバケットらしきパンが2枚、こってりスープに沈んでいた。
パン2枚で、普通のラーメンに+230円(計950円)とは、ちと高い気もするが、
原価はともかく、オーブンを使用するため、調理の手間が余計にかかっているので仕方がない。


写真のオーブンが「チーン」と鳴り、中からバケットを取り出し、ラーメンに乗せて完成…と思いきや、
店員が首を傾げつつ、再度オーブンに入れ直しているのを見てしまった。どうやら焼きが甘かったらしい。
修正するのはさすがは高円寺の店員だが、すでに完成したラーメンの麺がノビるのでは…と不安になった。
数分後、再びオーブンから取り出したバケットが、無事に丼に添えられた状態でやってきた。
見よ、これが「こってりチーズパンラーメン」だ! 

※よせばいいのに小ライスも追加

心配していた麺は、さほど伸びておらず。こってりスープはいつもの高円寺店ならではの高濃度。
そしてチーズパンは…残念ながら、チーズのインパクトが薄く、あまり風味を感じなかった。
ただでさえスープが強い商品なのだから、負けないようにチーズの量を増やすか、少し焦げ目をつけた方がよかったかも。
しかし、時間がたってスープを吸うと、なんだかウマそうなビジュアルになってきたではないか。


この「スープ吸いパン」と、テンイチ独特のチープな麺を、小ライスに乗せて…
トリプル炭水化物・特製テンイチ丼が完成!


スープをかけて、ズルズルもぐもぐガツガツと食べる。わかっていたけど、やっぱりウメえ。
先日の健康診断で、中性脂肪が大幅に増えていた私だが、炭水化物を控える気は一切ない。

今回の限定メニューは、先述の通りチーズがイマイチなので、チーズなしでもいいと思った。
むしろ、パンは今後も、追加トッピングとしてレギュラー化してもいいのでは?
シチューにバケットはもはや常識だし、最近はもつ煮にパンを付ける居酒屋も珍しくはない。
こってり煮込み+パン、ベストマッチではないかね
あ、こってり煮込みとはテンイチの「こってりラーメン」のことね。念のため。

繰り返すが、天下一品は店舗によって、オリジナルメニューがあったりする。
たとえば、大阪の喜連瓜破(きれうりわり)店では、かつて「ハンバーガー」を売っていた。

※7年前にガラケーで撮影

写真は確か「フィッシュバーガー」だが、ハンバーガーの味自体も、こってりとの相性も悪くなかった。
テンイチマニアとしては、全国の店舗を巡って、独自のメニューを食べまくってみたいねえ。



天下一品 高円寺店
東京都杉並区高円寺南4-7-1
高円寺駅南口から徒歩約4分
営業時間 11時~翌3時
ほぼ年中無休


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