所沢在住の飲み仲間から、久しぶりにメールが届いた。
さては、自粛疲れでそろそろ一杯やりたくなったのか。まったくしょうがねえなあ…と、
飲みの誘いかと思い(←もちろん断る気ナシ)内容を確認したところ、愕然とさせられた。
そこにはただひと言、「百味コロナ閉店」と表示されていたのだ。
以前、『カッパハウス』というラーメン店を紹介したときに少しだけ触れたが、
『百味』(ひゃくみ)というのは、所沢駅を出てすぐのプロぺ通りにある、大衆居酒屋のことである。
このプロぺ通り、なかなか賑わっているのだが、居酒屋はチェーン系か、若者向けのしゃらくさい店ばかり(やや偏見)。
なので大人の酔客、要するに酒好きオヤジたちが目指すのは、ここ百味さんしかなかった。
営業は基本年中無休で、午前11時から22時半まで、中休みナシ!
毎日12時には、約80席の広い店内が満席になる。定食などのランチもあるが、大半の客がアルコールを注文するとか。
「百味」というだけあって、料理は和食を中心に常時100種類以上(?)と豊富で、
酒類も、昨秋の増税後でもビールは大瓶460円、サワー類も230円~と、個人店では破格。
立ち込めるタバコの煙、座布団つきのお座敷席、知らぬ者同士の相席、活気ある(ないときもあり)厨房、
さらには一見おっかなそうなおじちゃん店主に、頼ませじょうずなおばちゃん店員の存在など、
まさに「ザ・昭和居酒屋」的ムードあふれる名店だったのである。
友人のメールを受け、さっそく「開店閉店.com」を確認したところ、閉店したのは先週12日だった様子。
※サイトに投稿された@sweetpotato14さんのツイートより
「閉店・東京」はたびたびチェックしているが、埼玉は見逃していたよ。それにしても、あんな繁盛店が閉店とは。
埼玉県は今日5月19日、約2ヶ月ぶりに感染者0だったのに…おのれ、コロナウイルスめ!
ここからは、いつか紹介しようと思っていた、料理の画像を掲載していく。
百味さんは、刺身やお寿司も人気なのだが、私が生ものが苦手なので、それらの写真はない。スマン!
料金は、一品料理はだいたい300~500円台。刺身や天ぷらは、もうちょっと高かったかな。
まずはタン・カシラなどの「もつ串やき」各種(1本130円~)と、「とりの唐揚」。
串焼きに付属の味噌ダレがうれしい。あと、唐揚げは、昔懐かしい「コロモが硬い」タイプでった。
揚げ物が続いて申しわけないが、こちらが「ちくわ磯部揚」で、
これは、ホールのおばちゃんにオススメされた、日替わりメニューの「白子の天ぷら」。
こちらも、たぶん日替わりの「揚げしゅうまい」に、「おしんこ」。お新香は、毎回内容が違った記憶がある。
ただでさえメニューが多いのに、黒板や壁貼り紙でも日替わり料理を推しており、何度通っても飽きなかった。
冬場限定のお鍋メニューも紹介。「湯豆腐鍋」700円から「百味よせ鍋」1500円までと、やっぱりリーズナブル。
こちらは「とんキムチ鍋」1100円を2人前で注文。要するに豚キムチ鍋だ。
キムチの上にかかっている味噌が、味の決め手だそうで、キムチの辛さと味噌のコクが好相性。
ある程度食べてから、シメにうどんを追加したのだが、食べるのに夢中で撮影を忘れてしまった(笑)。
その次の機会に頼んだのは、「かき鍋」1100円。こちらの鍋にも、例の味噌が鎮座している。
このときは結構満腹だったのだが、おばちゃん店員が、残っていた鍋の具材を私と友人の取り皿に強引に分け、
「シメはどうする? うどんでいいわね!」と強要されたため(やや誇張)、今回もうどん300円を追加。
私が大好きな玉子ちゃんもついてきたが、これがおばちゃんのサービスか、有料だったのかは不明。
いずれにしても、牡蠣のダシが効いた味噌スープと絡む、うどん&玉子は抜群にウマく、満腹を忘れてパクついたのであった。
最後に紹介する料理は、カッパハウスのときにも載せた、私が一番好きだった「つくね辛口」。
これは、一緒に頼んだ右の「若どり」が小さいのではなく、つくねが巨大なのである。価格はなんと1本160円!
ほどよい辛さで、これ1本でビール大瓶が空いてしまう。そりゃあ、毎回頼んじゃうよね。
遅い時間には売り切れることも多かった、この巨大つくねを、もう1度食べたかったなあ。
ブログで紹介するにあたり、座敷席など店内の様子も撮影したかったのだが、
常にお客さんがあふれている状態ゆえ、結局撮ることができなかった。
唯一の店内画像(?)が、最後の訪問となった今年1月、トイレに行く途中、なんとなく撮影した下記の貼り紙。
「地元密着 足かけ五十年 新鮮 味 安さで」
昭和40年創業らしいので、実際は55年間にわたり、地元に密着した、新鮮、味ヨシ、安価なお料理とお酒を提供してきた、
百味さん、長い間お疲れさまでした。皆さんお元気で!
追記
12月9日から、営業を再開したそうです!
続報はこちら
さては、自粛疲れでそろそろ一杯やりたくなったのか。まったくしょうがねえなあ…と、
飲みの誘いかと思い(←もちろん断る気ナシ)内容を確認したところ、愕然とさせられた。
そこにはただひと言、「百味コロナ閉店」と表示されていたのだ。
以前、『カッパハウス』というラーメン店を紹介したときに少しだけ触れたが、
『百味』(ひゃくみ)というのは、所沢駅を出てすぐのプロぺ通りにある、大衆居酒屋のことである。
このプロぺ通り、なかなか賑わっているのだが、居酒屋はチェーン系か、若者向けのしゃらくさい店ばかり(やや偏見)。
なので大人の酔客、要するに酒好きオヤジたちが目指すのは、ここ百味さんしかなかった。
営業は基本年中無休で、午前11時から22時半まで、中休みナシ!
毎日12時には、約80席の広い店内が満席になる。定食などのランチもあるが、大半の客がアルコールを注文するとか。
「百味」というだけあって、料理は和食を中心に常時100種類以上(?)と豊富で、
酒類も、昨秋の増税後でもビールは大瓶460円、サワー類も230円~と、個人店では破格。
立ち込めるタバコの煙、座布団つきのお座敷席、知らぬ者同士の相席、活気ある(ないときもあり)厨房、
さらには一見おっかなそうなおじちゃん店主に、頼ませじょうずなおばちゃん店員の存在など、
まさに「ザ・昭和居酒屋」的ムードあふれる名店だったのである。
友人のメールを受け、さっそく「開店閉店.com」を確認したところ、閉店したのは先週12日だった様子。
※サイトに投稿された@sweetpotato14さんのツイートより
「閉店・東京」はたびたびチェックしているが、埼玉は見逃していたよ。それにしても、あんな繁盛店が閉店とは。
埼玉県は今日5月19日、約2ヶ月ぶりに感染者0だったのに…おのれ、コロナウイルスめ!
ここからは、いつか紹介しようと思っていた、料理の画像を掲載していく。
百味さんは、刺身やお寿司も人気なのだが、私が生ものが苦手なので、それらの写真はない。スマン!
料金は、一品料理はだいたい300~500円台。刺身や天ぷらは、もうちょっと高かったかな。
まずはタン・カシラなどの「もつ串やき」各種(1本130円~)と、「とりの唐揚」。
串焼きに付属の味噌ダレがうれしい。あと、唐揚げは、昔懐かしい「コロモが硬い」タイプでった。
揚げ物が続いて申しわけないが、こちらが「ちくわ磯部揚」で、
これは、ホールのおばちゃんにオススメされた、日替わりメニューの「白子の天ぷら」。
こちらも、たぶん日替わりの「揚げしゅうまい」に、「おしんこ」。お新香は、毎回内容が違った記憶がある。
ただでさえメニューが多いのに、黒板や壁貼り紙でも日替わり料理を推しており、何度通っても飽きなかった。
冬場限定のお鍋メニューも紹介。「湯豆腐鍋」700円から「百味よせ鍋」1500円までと、やっぱりリーズナブル。
こちらは「とんキムチ鍋」1100円を2人前で注文。要するに豚キムチ鍋だ。
キムチの上にかかっている味噌が、味の決め手だそうで、キムチの辛さと味噌のコクが好相性。
ある程度食べてから、シメにうどんを追加したのだが、食べるのに夢中で撮影を忘れてしまった(笑)。
その次の機会に頼んだのは、「かき鍋」1100円。こちらの鍋にも、例の味噌が鎮座している。
このときは結構満腹だったのだが、おばちゃん店員が、残っていた鍋の具材を私と友人の取り皿に強引に分け、
「シメはどうする? うどんでいいわね!」と強要されたため(やや誇張)、今回もうどん300円を追加。
私が大好きな玉子ちゃんもついてきたが、これがおばちゃんのサービスか、有料だったのかは不明。
いずれにしても、牡蠣のダシが効いた味噌スープと絡む、うどん&玉子は抜群にウマく、満腹を忘れてパクついたのであった。
最後に紹介する料理は、カッパハウスのときにも載せた、私が一番好きだった「つくね辛口」。
これは、一緒に頼んだ右の「若どり」が小さいのではなく、つくねが巨大なのである。価格はなんと1本160円!
ほどよい辛さで、これ1本でビール大瓶が空いてしまう。そりゃあ、毎回頼んじゃうよね。
遅い時間には売り切れることも多かった、この巨大つくねを、もう1度食べたかったなあ。
ブログで紹介するにあたり、座敷席など店内の様子も撮影したかったのだが、
常にお客さんがあふれている状態ゆえ、結局撮ることができなかった。
唯一の店内画像(?)が、最後の訪問となった今年1月、トイレに行く途中、なんとなく撮影した下記の貼り紙。
「地元密着 足かけ五十年 新鮮 味 安さで」
昭和40年創業らしいので、実際は55年間にわたり、地元に密着した、新鮮、味ヨシ、安価なお料理とお酒を提供してきた、
百味さん、長い間お疲れさまでした。皆さんお元気で!
追記
12月9日から、営業を再開したそうです!
続報はこちら
昼にランチメニューが出てるので面白そうだからと1回入ったきりで、いずれ夜に入ろうと思ってましたが…。
4月の早い段階から、収束して明けてみれば、こういうのいっぱいあるんじゃないの? という不安が現実のものに。
この先、イヤな予感しかしないんですけど。。。
コメントありがとうございます。
飲食店はどこも大変なのは承知してましたが、
繁盛店だった百味さんの閉店には驚かされました。
これ以上、悲しいお知らせは聞きたくないものですね。