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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

カップ麺を出す中華食堂!? 高尾『リバティ』

2020年10月22日 | 中華食堂

昨年、母校野球部の試合を観戦するため、八王子球場に足を運んだ。
母校は快勝し、試合後は一緒に観戦した先輩と、西八王子駅近くのチェーン系居酒屋で祝杯。
いかにもチェーン店らしい、クオリティの低い接客と料理(案の定、すでに閉店した模様)に不満を抱き、
ひたすら安い酒をがぶ飲みし、結構酔っぱらったところでお会計。
先輩は帰宅したが、ろくにツマミを喰わず腹が減っていた私は、近くの中華食堂でメシを喰うことにした。
そのお店の名前は『リバティ』。西八王子駅から高尾方面へ、てくてく歩いていくと見つかる。


こちらお店を知ったのは、多摩地区のラーメン店を紹介している有名ブログにて。
そのブロガーが掲載したメニュー表に、ちよっと興味を引く商品があったのだ。
まずはメニュー表を掲載。初訪問以降、消費税率引き上げやコロナ禍もあったが、現在もこの価格を維持なさってる。


上記が麺類で、こちらはご飯ものや単品料理など。


メニュー表の上部分に、横山弁護士引っ越せおばさんの画像があるのも気になるが、


私が、先述のブログで注目したのは、表の一番下にあったメニュー。


セットにすると カップラーメン付で 150円増し!
要するに、ご飯ものに+150円でカップラーメンが付いてくるという、衝撃のセットなのである。
山小屋や海の家、あるいは私の人生初バイトである雀荘(←初バイトがここかよ)などでは、
カップ麺を提供することはあるが、中華食堂で出すとはビックリだ。

店内はカウンター席のみで、店主男性のひとり営業。
すでに酩酊していたくせに、びんビール500円と「餃子」450円を注文。
待っている間、多数の漫画が設置されたコーナーから、昔懐かしい「ビー・バップ・ハイスクール」を拝借。
このあたりは、いわゆる昔ヤンチャだった人種が多く、他の客にナメられないよう、この漫画を選択したのだが、
そもそも、いいトシこいて「ビーバップ」を読んでいる方が、かえってみっともない気がする。
まずはビールが提供され、しばらくすると餃子が焼き上がった。やや大ぶりサイズが5個。


正直、ビールのせいで酩酊から泥酔モードに突入したため、具材などはあまり覚えていないが、おいしかったことは保証する。
酔ってはいるけど、カップ麺の正体を確認すべく、「スタミナ丼」と「カップラーメンのセット」850+150円を追加注文。
日清「カップヌードル」か、それとも安っぽいマイナー商品か…不安と期待(?)の中、出てきたのがこちら。


カップラーメン=マグカップに入った自家製ミニラーメンであった。
考えてみれば、プロの中華屋さんが、カップ麺を出すはずないよな。
カップラーメンは、醤油スープに、ネギとモヤシと刻んだ肉に麺。読んでいたビーバップと一緒に記念撮影。


スタミナ丼は、肉多めの肉野菜炒めを、濃口のタレで味付けたものがたっぷりと盛られている。


写真がヘタでわからないだろうが、ご飯も具材もかなり多い。なので、咀嚼しているうちに、どんどん酔いが回ってきた。
酔って記憶をなくす前にと、先にお会計を済ませた。それぐらい、泥酔していたのだ。
時間はかかったが、大盛のスタ丼も、付属のカップ麺も、なんとか食べ終えた。
「すみません…お会計…」という私に、「もういただいてますよ」と笑顔で応じてくれる店主に、
「ああ、そうでしたね、すみません」と謝りながら退散。この日の私、酔いすぎだ。
さっき書いたように、店主も昔はワルかったかもしれないが(失礼)、丁寧な調理と応対をしてくれ、好感が持てた。
帰りも西八王子駅まで歩き、中央線に乗り込んだ途端に爆睡。西八王子から立川は約14分の距離だが、
当然のように寝過ごしてしまい、気づいたときは新宿。乗車から約1時間経過していた(泣)。

リバティのカップ麺(←この表現は誤解を招くか)の謎は解けたが、他にもウマそうなメニューがあったので、
最近もちょくちょく通っている。なお、さきほどは「西八王子駅から歩いてすぐ」のような記述をしたが、
それは大きな間違いで、シラフで歩いても26分かかった
帰りに高尾駅へ歩いてみたら約10分で着いたので、JR利用者はそちらのルートを推奨する。 ※一番近いのは京王線の狭間駅
最近はコロナ対策で、客席の間にアクリル板が設置されている。値段が変わってないのは先述のとおり。
以下で、最近食べたメニューを紹介していく。なお、繰り返すが撮影の技術が未熟なゆえ、
実際の料理は、画像よりもだいぶ多いと解釈していただきたい。

こちらは、カップではなく、丼に入った「チャーシューメン」880円。


カップラーメンのときは気づかなかった、背脂がたっぷりと入る、私好みのビジュアルだ。
大量の背脂の割には、スープ自体はそれほど濃くなく、むしろあっさりした味わい。
チャーシューの下に隠れた麺は、自家製のストレート。これが妙に量が多く、啜っても啜っても減らない。


チャーシューはもちろん美味しいし、食べ終えたあとは相当な満足感が得られる。
続いては、ビールのおつまみに頼んだ「とりとピーマン炒め」750円。


鶏肉、ピーマン、タケノコと、チンジャオロースに似た食材構成で、炒め具合や味付けも絶妙。
しかも、実はこのお皿がかなり大きく、『餃子の王将』で出す一品料理の1.5~2倍の量がありそう。
リバティさんは全体的に大盛りなので、ひとり酒には向かないかもしれない。

先日は「おつまみ唐揚」450円をオーダー。値段が手頃だしネーミングからも、そんなに多くないだろうと予測。
で、出てきたのがこちら。甘酸っぱいタレと刻みネギがかかるユーリンチー風…というか、やっぱり多い!


『日高屋』にも「おつまみ唐揚げ」というメニューがあり、これは普通サイズの唐揚げが3個(240円)。
一方、リバティさんのは、さっきの「とりピーマン」と同じサイズの鶏肉を流用していると思われ、
一般的なサイズより小さいが、おそらく30個分くらい使用している。推定、日高屋の唐揚げ10個分である。
ビールが3~4本空いてしまいそうな量だが、最近は飲んだあと食べられなくなっているので自重。
この日のシメは、お店の屋号がついた「リバティメン」830円。店主に「辛いですよ」と念を押された。
しばらくして、カップラーメンとは比較にならず、チャーシューメンよりもデカい丼がやってきたではないか。


汁なしタイプなので、例のマグカップに入ったスープがついてきた。
上からのアングルがこちら。人参、ニラ、玉ねぎ、シイタケ、豚肉を炒めたものに、刻み海苔が添えられる。


丼に顔を近づけてると、唐辛子を炒めたような辛い匂いがする。食べてみると、結構しんどいレベルの辛口だった。
だが、麺がかなり多いので、ちょっとの具材+たっぷり麺で食べ進めることが可能なのだが、今回もやはり麺が減らない。
チャーシューメンの倍、麺を2玉(普通の店の3倍に該当)使っているのでは? 丼がデカいワケだ。
マグカップスープに麺を付けたり、さっきのおつまみ唐揚を具材に加えたりして、なんとか全部食べ切った。
麺類は+100円(ご飯ものは+50円)で大盛りになるそうだが、私には絶対無理。

最後に紹介するのは、デザートの「杏仁どうふ」200円。ここでもマグカップが大活躍だ。


生クリームが注がれた杏仁豆腐で、油っこい料理の口直しに最適。値段が安いのもありがたいよ。

以上、リバティさんの料理をいくつか紹介してきたが、どれも味ヨシ量ヨシの逸品揃いである。
少なくとも、「カップ麺を出す変な店」という印象は薄れたはず…そんな失礼な印象を抱いていたのは私だけか。
店主は炒め物が得意なようなので、次回は「チャーハン」を食べたいが、「上海ヤキソバ」も気になるね。

そういえば、今月18日(前日が雨天で延期のため)から、秋季東京都高校野球の本大会が開幕。
我が母校日大三は、初戦を13-3(3点も取られるなよ…)で勝ち上がり、2回戦・ベスト32に進出。
次戦は今度の土曜24日、八王子球場で行われる予定なので、帰りに寄ってみようかな。
リバティさんも三高野球部と同様、末永く応援していきたいお店である



中華そば リバティ
東京都八王子市東浅川町528-7
JR高尾駅から徒歩約10分、西八王子駅からは約26分、八王子市民球場からは約36分 京王線狭間駅からは推定約5分
営業時間 11時半~14時、17時~23時
定休日 水曜、その他不定休あり
※夜の営業時間は、店主に教えてもらったので間違いないです


※※残念ながら、閉店なさった模様です
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