楽しみな一日が始まる。
朝食を済ませて、歩いて地下鉄のSHEPHERD'BUSH駅へ。
ホテルの前の見慣れたロイヤルクレッセント。
地下鉄をOXFORD CIRCUSで乗り換えて、
PIMLICO駅まで。
まずはちょうどそばを通ったサラリーマン風の男性に、テート美術館までの道を聞くと、
一緒に行きましょうとのこと。
あちらを曲がったりこちらを曲がったり、
門のようなところを抜けたり、
向こうに背の高いビルが見えてきたら、
私はあのビルで仕事をしている、君たちはラッキーだったよ、と、、、。
テートブリテンの前まで案内していただいた。
そこの通りに出て右に曲がってしばらく行くと駅です、
と帰りの道を教えていただいた。
親切に教えていただいて大助かり。
美術館の入り口を入るといきなり絵と壁が一体になったような展示が。
柔らかな黄色やブルーのターナーの絵は一つの部屋にまとめられてありました。
地図を見ながら考え込んでいると、
係の人が何を探しているのですか、、、。と。
ミレーの「オフェーリア」はどの部屋ですかと尋ねると
大きな機械などが置いてある裏部屋をぬけてその部屋まで案内していただきましたが、
やはりそれは貸し出し中、ドイツを回って10月に戻りますとのことでした。
残念。
日本でも二度見ていましたが、
テート美術館で見るのを楽しみにしていたのです。
そろそろお腹もすいてきて、
GREEN PARKで、地下鉄を降りて、
再びフォートナム&メイソンへ、
カフェで、軽いものを食べようとスープを頼もうとしたら、
今日はトマトスープとのこと、
じゃあ、、、「squid]と書いてあるので、
あてずっぽうでそれを頼んでみると、
いかを小さく切って衣をつけて揚げたようなものがボールに山盛りにして、
タルタルソースと一緒に私の前に。
それは丁度、てんぷらの揚げカスをどんぶりに盛ったようなものでした。
私はほとんど手をつけなかったら、持ち帰りますかとのこと。
断ったら、
気に入らないものを出してしまって申し訳ありませんでした。
お代はいりません。
そういうわけで私のお昼はカフェラテだけ。
ハロッズを覗いて、
もう少し時間もあるので友人と相談。
ウエストミンスター寺院へ行くことに。
WESTMINBTER駅からは、割と近そう。
ところが右のほうに回ればよかったものを、
反対に回ったのでかなり遠回り。
やっと前に着くと列ができていたので、
中に入るために並んでいるのかと後に着いた。
中に入ると、英文で書いた紙を渡されて、祭壇の近くの椅子に座ることに。
前のほうの人の話を聞いていたら、
5時からミサが始まり、1時間ほどかかるということらしい。
聖歌隊が並び始め立派なガウンを付けた牧師様が登場。
御祈りやパイプオルガンの演奏、聖歌が何度も繰り返されて、立ったり座ったり、
思わぬ貴重な体験をしたことでした。
ミサが終わって帰りがけに、
ちょっと期待していたのですが、
下を見ていたら大きなコマのような絵が描かれた敷石を見つけて、
よく見たら、それはホーキング博士お墓のようでした。
外に出たら6時近く、
ちょうどイギリスの新しいジョンソン首相が決まった後のようで
旗を持ったりプラカードをささげたりしている人が三々五々、
デモがあったようでした。
おまわりさんもたくさん警戒中。
普段できないようなことを体験した有意義な一日となりました。
帰りがけにいつもの駅のそばのスーパーで、
夕食用に買い物をしてホテルへ。
お部屋で早速、夕食をしようと鮭とマグロの握りずしを食べ始めたら、
醤油もわさびもショウガも入っていません。
そのうえご飯は下のほうが固くなっていた。
売れ残り?
前日のは醤油もわさびもショウガも入っていて、結構おいしかったのに。
というわけでこの日はお昼も夜も大外れ。
お腹が休まったかも。
7日目は半日ほどフリー。
友人に付き合って、彼女が昔住んだという家を探しに。
ロンドンの中心地よりちょっと北のほう、
駅からは坂道を少し下った所、
閑静な住宅地。
レンガ造りの二軒続きの家が
並んでいた。
駅の近くのスーパーで買い忘れていたお土産も手に入れて、
あまり疲れないうちにホテルに戻ることに。
地下鉄に乗り込み、走り出してから、
何か忘れ物したような気がして、バス路線図を見たら、
MARBLE ARCH 駅から、いろいろバスが出ているらしい。
私はどうしてもダブルデッカーに乗りたかったので一人で地下鉄を降りた。
うまくホテルまで行くバスを見つけて乗った。
まずは二階に出てみたが、日差しはまだ暑い。
下の階では、席は空いていて、
のんびり昼寝中の乗客も。
バスも冷房はしていないらしくて蒸し暑かった。
私が運転手に下りる駅名を何度も聞きなおしたりしているのを見て、
そばにいた年配のご婦人がもっともっと先ですよと教えてくださる。
はっと気が付いた時にはホテルの前の駅を通り越していた。
それでいつもの駅で降りて、オイスターカードも換金した。
初めに5ポンドのデポジット十15ポンドのチャージ。
途中で5ポンドチャージして、残り11ポンドの換金。
なかなか使い勝手の良いオイスターカードでした。
帰りも私の隣の席は空いていて、ラッキー
すぐ夕食が始まり、
二回目の食事が始まるまで、
私は一度トイレに行っただけでぐっすり眠った。
この旅はそれぞれの観光地に着くと簡単な地図を渡されて、
一回りして集合場所に集まり次の場所へ、
の繰り返しという場合が多くて、今までの旅と比べて、
それぞれの場所の印象が薄かった。
まあ、ロンドンのフリーデイが結構面白かったので良しとしようか。
この旅で外国旅行は最後と思っていたけれど、
もう少し行きたい気になってしまった。
もう少し英語がうまく話せたらもっと素敵な旅になるかもしれない。