出光美術館へはまだ行った事がなかった。それで「描かれた伊勢物語・王朝の恋」という題名に曳かれて展覧会を見に行ってきた。物語の全体を読んだ事がなかったので、それぞれの絵に描かれていた物語の要約が面白くて、絵を見るより読んでいるほうが多かったような気がする。よく知られている東下り、筒井筒、八橋などが同じような構図で描かれていたり、同じ話に何回も説明がついていたので、物語を読んだような気になった。今度は絵を見に行きたい。帰り際皆さんが外を見ながらお茶でもを飲んでいるようなので行ってみると大きな窓の向こうに皇居の森とその向こうに背の高いビルディングが晴れた空と一緒にくっきりと、まるでで大きな大きな写真を見ているようで美しかった。
娘が雛人形の下見に行くというので付いていったら、我が家の押入れにしまったままになっている雛人形の事が気になってきた。それで早速出してみる事にした。虫に食われたり、カビが生えているのではないかと心配していたが、きれいなままで懐かしい木め込みのお内裏様がお出ましになった。しばらく飾っておこうかとも思ったが、ガラクタがあちらこちらに積んであって、その場所がない。仕方がないので、しばらく風を通してから、またもとの場所にしまうことになった。お雛様のおかげで、埃の溜まった押入れの掃除も一緒に出来た。
暮れには、ばたばた片付けて、元旦に初詣、二日に家族で顔合わせ、今年は可愛い孫が一人増えました。3日は夫と二人で仲人さんにご挨拶、車で藤沢まで。6日は義弟の法事のために横浜まで車で。忙しいお正月だった。
今日はぽかぽかと暖かい日差しに誘われて久しぶりのお散歩。オオイヌノフグリが春を知らせてくれます。タンポポも負けじと首を伸ばしていました。
枯れ草の中で草紅葉の赤も彩りを添えていました。