お隣からいただいた蕗が元気に育ってだいぶ増えてきたので摘んだ。本を見ながら塩を振って板ずりしてゆでた。去年は生のまま皮を向いたのでずいぶん大変だった。友人に教わったとおりゆでてから剥けば簡単で指も汚れない。甘辛く煮て小鉢に盛ってテーブルの上に置いた。早速夫がお味見する。そして母の話になる。母の煮た蕗は美味しくて懐かしい。
春先に三つほど芽を出した蕗の頭をそのままにしておいた。だんだん茎が伸びて、花の付け根も伸びていた。小さな緑色の蕾状のものの先が黒っぽい。どんな花が咲くかと楽しみにしていたら今日二つ三つ薄い紫色の綿毛のような花が咲き始めていた。
昨日、横浜でルーヴル展を見た後友人とお茶を飲みながら話をしていたら、急に雨が降り出した。少し小ぶりになった頃友人と別れて帰りの「みなとみらい線」に乗った。座席に座ってまえを見たら。Gパンに金具の飾りのついた太いベルト、短いTシャツの同じような格好をした若い女の子が三人。楽しそうに学校の話をしているようであった。丁度私の目の前には健康的な生のお腹がちらちら。数日前にもバスの中で同じような光景を目にしたのだからきっと流行なのだろう。