用事で新宿に出かけたついでに、
ボストン美術館展を見てきた。
森アーツセンターギャラリーは今回が初めて。
まず3階までのエレベーターが混んでいたので、階段を上がって、
エレベーターで52回まで。早い早い。
並ばずにに入れたのは良かったが、中は結構混んでいた。
それで今回はガイドが入っているのを中心に見ることにした。
16世紀から20世紀にかけての油彩画80点が紹介されていた。
肖像、宗教、日常生活、風景生物、、、、などテーマに分けての展示。
ドガの風景画「田舎の競馬場にて」が珍しかった。
ミレーやルノワール、モネの風景画は、もう何回もお目にかかったような。
レンブラントが生涯3点しか描かなかったという全身肖像画が一対。
いつもはもう一度見ようと戻ってみることがあるが、
今回はそのような絵に出会わなかった。
帰りがけに展望台に登ってみた。
広い東京を一度に全部眺めることが出来た。
雑然と、勝手気ままに建てたようなビル、
そしてその下の方には
おもちゃ箱をひっくり返したように、低いビルが散らかっているようだった。
あまり美しいとは思えない。
帰りのエレべーターを探していたら、長い列が。
これからはいる人かと思っていたら、帰りの人の列だった。
歩き疲れて、駅や電車の中で見た、若い女の子の衣装も美しくない。
私たちが少しでも外に見えないようにと気を使って着たようなものを、
若い女の子たちはズボンの上に着たり、
スカートの下から覗かせている。
私にはどうも理解できない。それとも年のせい。
せっかく美術館でよい気分になったのに、後味が悪い。