ちょっと暖かい一日、上野で展覧会を二つ見た。「ルーブル」展ではお金に任せて作らせた家具や装飾品などが、沢山展示されていた。このようなものでごてごて飾られた部屋でお城の中で皆さんなにをしていたのかな、なんておもいながらみた。金銀やダイヤモンド、肖像画で飾られた可愛らしいカギ煙草入れが沢山有ったがその一つにマリーアントワネットと並んでいるルイ16世を描いたものがあったがなんとも不釣合いなので気になった。
「宮廷のみやび」展では藤原道長、定家、西行、空海、他、天皇など良く知られた人たちの書が沢山あった。思ったよりも小さい造りの源氏物語は「いづれの、、、、」と書き始められている桐壺の巻が開かれてた。利休の茶杓は思ったより小さく感じた。展示されていたものは、ほとんど紙や木や布で作られたものが1000年近くも近衛家に伝えられてきたものだという事が凄い。
「ルーブル」展で飾ってあったものは王家の人たちがお金を出して職人達が作ったもの。「宮廷のみやび」で展示されていたものは貴人達が実際に書いたものや使ったものこちらのほうがはるかに心に強く残った。
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