病気見舞い

昨日は横浜の友人を見舞うために早めに家を出た。待ち合わせの時間までをどう使おうかと楽しみにしていたら、途中で京浜東北の事故のため予定の経路では行けないことになってしまった。それではと横浜駅で降りてみた。まずはデパートには入ってみたがこれといって欲しい物があるわけではない。それでいつものお店でお汁粉を食べながら考えた。とりあえず地下鉄に乗り、懐かしい商店街を歩いて、実家のあった所に行ってみた。無愛想なマンションがかなりの高さまで出来ていて、カバーで覆われていた。その周りをぐるりと一回りしてあの辺りに私たちが暮らした家が有ったのかと思うと寂しかった。次に昔は路面電車で通った道をバスに乗ってみた。窓の景色を眺めながらコトコト走っているうちに、小さな頃、父のいい付けで往復の電車賃だけを持って出かけた帰り道に途中で電車で酔って気分が悪くなり、途中下車してしまいかなりの時間をかけて暗い夜道を歩いて帰ったこと、その電車の終点であった杉田で親戚の離れで祖母や弟と戦火を逃れて疎開していたこと、など思い出していた。シーサイドラインの乗換駅の近くに実家のお墓があるのでお見舞いの前でちょっと気が引けたがせっかく近くまできているので、お墓にお線香をあげてきた。
とにかく予定通り約束の時間に友人達と会い、友人を見舞うことが出来た。彼女は思っていたより回復していて、いつものようにおしゃべりできたのでほっとした。彼女がマンションを買ったばかりの頃訪ねたときはまだ小学生だったのに、素敵に変身した娘さんにも合うことが出来た。