手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

2017-04-02 | 建材
今回から、瓦・・・
瓦を構成材料から分類してみる。

粘土瓦:瓦といえば、本来粘土瓦をさす。
    釉薬の有無によって、釉薬瓦・無釉薬瓦に分けられる。

金属瓦:金属板(銅板・鉛板)を木型にはめ、平瓦・丸瓦・役瓦を
    形作り、城の天守閣屋根に葺いた。なんと江戸時代の
    江戸城、名古屋城に徳川家康が用いたとか?
    これってすごい!地震対策を考え、屋根の軽量化を図ったか?
    
セメント瓦:セメント1に対し砂3のモルタルを整形して瓦形状にした
      商品。顔料を練り込むか、表面塗装して多色化した。
      比較的安い住宅に用いられた。経年変化で塗装が剥げ、
      10年くらいで再塗装した。割れ易いと言う欠点があり、
      アスベストで補強した時代もある。アスベスト被害が問題化し、
      商品も激減した。
 
厚型スレート:セメント瓦の一種。セメント1に対して砂2のモルタルを整形。
       近年はグラスファイバーで強度増を図る。カラーリングは
       セメント瓦に同じ。

ガラス瓦:ガラスを素材とした瓦。天空採光などの目的で作られた。

石瓦:石製の瓦。粘土瓦の使えない寒冷地で使われた。
   古い例では近世以前の建築である丸岡城天守に葺かれている
   凝灰岩製のものがある。