銅板の・・・ちょっと知識を仕入れよう!
銅板には無酸素銅・タフピッチ銅・リン脱酸銅があります。
この中で屋根板金用に使用されるのはリン脱酸銅です。
製錬時にリンを使用するので微量なリンが残存するのがリン脱酸銅です。
折り曲げ加工や溶接などに最適な種別です。
下の表は屋根に使用される金属材料の物理的性質を比較したものです。
施工法や用途により、それぞれの金属の性質を理解して使用することが重要です。
特に金属の場合、熱膨張による伸縮が大きい問題となります。
銅は鉄の1.4倍でステンレスとほぼ同じで、アルミの70%です。
真夏の銅板の表面温度は80℃程度になり、
冬季との温度差は90~100℃となります。
この温度差で熱膨張を計算すると100x1.7=170mmとなり、
すなわち100mの瓦棒を1枚で施工した場合、
170mmの伸縮が発生することになります。
このため銅板の施工は最長6mまでとされ、
一文字葺きにおいても5~6m程度で
伸縮用のエキスパンションをとることが提案されています。
また、伸びにくさや曲りにくさの目安となるヤング率では
鉄の60%程度で、かなり軟らかいことがわかります。
これは加工しやすい長所の反面、伸縮や外力によって変形する短所ともなります。
硬さは鉄の3/4ステンレスの半分で、
表面が傷つきやすく加工時や施工中に十分注意が必要となります。
各種金属の性質
性 質 銅 アルミ 亜鉛鉄板 SUS304
比 重 8.94 2.70 7.86 7.93
線膨張率(mm/100m/℃) 1.7 2.4 1.2 1.7
熱伝導率(W/m・℃) 385 138 54 16
比熱(J/g・℃) 0.38 0.96 0.48 0.5
降伏点(N/㎟) 137 216 264 235
ヤング率(104N/㎟) 12 7 21 20
引張強さ(N/㎟) 245 245 343 588
せん断 (N/㎟) 196 98 294 490
硬さ(Hv) 75 75 100 150
今回は、山内金属さんのデーターから、転載させてもらいました。
コぺピしたので、数字の位置がバラバラですが・・・想像して下さい。
銅板には無酸素銅・タフピッチ銅・リン脱酸銅があります。
この中で屋根板金用に使用されるのはリン脱酸銅です。
製錬時にリンを使用するので微量なリンが残存するのがリン脱酸銅です。
折り曲げ加工や溶接などに最適な種別です。
下の表は屋根に使用される金属材料の物理的性質を比較したものです。
施工法や用途により、それぞれの金属の性質を理解して使用することが重要です。
特に金属の場合、熱膨張による伸縮が大きい問題となります。
銅は鉄の1.4倍でステンレスとほぼ同じで、アルミの70%です。
真夏の銅板の表面温度は80℃程度になり、
冬季との温度差は90~100℃となります。
この温度差で熱膨張を計算すると100x1.7=170mmとなり、
すなわち100mの瓦棒を1枚で施工した場合、
170mmの伸縮が発生することになります。
このため銅板の施工は最長6mまでとされ、
一文字葺きにおいても5~6m程度で
伸縮用のエキスパンションをとることが提案されています。
また、伸びにくさや曲りにくさの目安となるヤング率では
鉄の60%程度で、かなり軟らかいことがわかります。
これは加工しやすい長所の反面、伸縮や外力によって変形する短所ともなります。
硬さは鉄の3/4ステンレスの半分で、
表面が傷つきやすく加工時や施工中に十分注意が必要となります。
各種金属の性質
性 質 銅 アルミ 亜鉛鉄板 SUS304
比 重 8.94 2.70 7.86 7.93
線膨張率(mm/100m/℃) 1.7 2.4 1.2 1.7
熱伝導率(W/m・℃) 385 138 54 16
比熱(J/g・℃) 0.38 0.96 0.48 0.5
降伏点(N/㎟) 137 216 264 235
ヤング率(104N/㎟) 12 7 21 20
引張強さ(N/㎟) 245 245 343 588
せん断 (N/㎟) 196 98 294 490
硬さ(Hv) 75 75 100 150
今回は、山内金属さんのデーターから、転載させてもらいました。
コぺピしたので、数字の位置がバラバラですが・・・想像して下さい。