楽しく学ぶ翔雲書道教室

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ながぁ~く愛して…

2023-02-17 13:17:55 | エッセイ・記憶の彼方に…

私には離れ難いものがある。

その柔らかな姿態。

何とも魅力的な色艶。

口元に運ぶと、

私の疲れた心や体を癒してくれる。

その離れ難いものとは、

40年近く愛用している湯呑。

職場の上司からお土産として頂いた。

萩焼と言っていたが、

高価な品ではないと思う。

高台には萩焼特有の切り込みはない。

「寒山」と言う銘がある。

長年愛用しているため、茶渋も染み込み、

実にいい味わいだ。

私にとって魅力的な湯呑茶碗である。


心臓手術から1年…

2023-02-08 21:44:14 | エッセイ・記憶の彼方に…

工場の煙が真っすぐと上空に上がり、

穏やかな日の出前の風景です。

この写真は、丁度1年前の2月8日、

写した黎明の写真です。

さて、この日私は心臓のバイパス手術をしました。

2本の血管が狭く、1本は詰まって梗塞。

3本のバイパス手術を施されました。

それから1年、動悸や息切れが無くなり、

元気になりました。

早期に心臓が悪いのが発見され、

直ちに手術をして助かったのです。

1年間、そこそこ体力も付きました。

これから無理せず人生を楽しんでいきたいと思っています。

 

 

 

 


米菓・江戸揚げに愛をこめて…

2023-02-04 09:30:56 | エッセイ・記憶の彼方に…

スーパーの菓子コーナーで、
「江戸揚げ」と言う米菓と目が合った。
「江戸揚げ」
子供の頃めちゃめちゃ大好きなお菓子だった。
引き寄せられるように手に取り、
迷うことなく買った。
立派に包装されているが、
子供の頃量り売りだったような気がする。
止め処無く手が伸び食べ続ける私は、
よく母に注意されていたような気がする。
さて、買った江戸揚げ、
袋を開けるとさらに2袋に小分けされ、
キツネ色にこんがり焼かれた江戸揚げ。
子供の頃の思い出を、
甦らせながら口に入れる。
サクッ! とした一口目の食感が心地よい。
口の中にほどよい塩味が広がる。
何と言う美味しさだろうか。
60年前の味が、脳の記憶を呼び起こす。
恋人と再会したような、
米菓・江戸揚げとの久々の出会いだった。

 


獅子舞の思い出…

2023-01-23 09:42:55 | エッセイ・記憶の彼方に…

先日、NHK・BSの放送で「伊勢大神楽」の放送をしていた。

獅子舞が民家を歩き、厄払いをする。

伝統行事の映像を見ていると、

70年前の思い出が甦て来た。

多分お正月だと思うが、

獅子舞が我が家を訪れ、

母が玄関先で座り、頭や肩などを嚙んでもらっていた。

私は母の後ろで恐る恐る見ていたのだ。

あれは厄払いだったのだろう。

甦った記憶は、放送の伊勢大神楽と同じように見えた。

あの獅子舞は、恐々除くように見ていた私だったが、

日本の伝統行事神楽だったのだろう。

思い起こすと昭和30年代のことだ。

 


追憶と憧憬…洋風カツ丼

2022-11-10 09:14:11 | エッセイ・記憶の彼方に…

記憶に残る食べ物がある

洋風カツ丼

上野松坂屋近くの喫茶店で数回食べた

私の中で忘れられない食べ物の高いランクとなった

時が流れて55年

「ふっ!」と洋風カツ丼が脳裏に甦った

「食べたい…」と思う食欲は

日増しに強くなった

そうだ! 

あのホワイトソース、デミグラスソースを使った

ドリアがあの洋風カツ丼に味が近いのではないか

そう思ってドリアを食べに行った

無論カツはのってなく違うものだが

なんとなく心に残る洋風カツ丼に近付いた気がした

 

 

 


♪ 有楽町で逢いましょう ♬

2022-07-08 09:00:12 | エッセイ・記憶の彼方に…

あなたを待てば雨が降る

濡れてこぬかかと気にかかる 

………

有楽町で逢いましょう

※ ※ ※

65年ほど前に大ヒットした昭和の歌謡曲

低音が魅力のフランク永井が歌っていた

今の若者達が知らない歌だ

※ ※ ※

上京中小雨降る中有楽町に行ってみた

JRの有楽町駅はレンガ造りのガードで

なんとなく昭和の面影が残っていた

昔懐かしい「有楽町で逢いましょう」の歌詞が、

頭の中で甦った

あぁ~古い人間だ

  

 

 

 

 


田んぼの思い出…

2022-06-10 08:59:37 | エッセイ・記憶の彼方に…

子供の頃よく田んぼで遊んだ。

半ズボンにランニングシャツ。

柳の枝の棒を振り回し、野山を駆け回り、

ひざはいつも赤チンで傷ついていた。

夕方日が暮れると家に戻ったものだ。

特に田んぼは水遊びは出来るし、

ゲンゴロウやタニシ、ミズスマシ、ドジョウなどがいて楽しい。

遊びが創造出来た。

あぜ道を走り回り、バランス感覚を養った。

子供の成長に「田んぼ」ほど素晴らしいフィールドはない。

先日水の張った整然と整備された綺麗な田んぼを見た。

私の住む町は、畑地も田んぼもない町。

田んぼを見ると郷愁を感じる。

ゆったりとした広大な田園風景は、

昔のそれとは違うが、

何故か落ち着く風景だ。

 

 

 


元気がみなぎる“機関車”…

2022-06-07 08:36:41 | エッセイ・記憶の彼方に…

久しぶりに大きな機関車を見た。

今はSLと言う人が多いと思われるが、

私の年代では「機関車」と言った方が心に響く。

私は機関車が好きだ。

あの武骨な姿、パワフルな姿。

実に力がみなぎっているではないか。

安平町の道の駅D51ステーションに行った

そこではピカピカの機関車が間近で見れる。

圧倒される迫力の機関車。

♬ ♪ 汽車汽車しゅっぽしゅっぽ ♪♩

力強く煙を吐き大地を走る機関車が、

心の中で甦る。

多くの人が汗をかき、一生懸命働く姿にもダブル。

古き良き時代の哀愁かもしれないが、

機関車のようにただひたすら前進する時代が懐かしい。

 


蘇った『隊長ブーリバ』…

2022-03-07 13:26:41 | エッセイ・記憶の彼方に…

圧倒的な軍事力でウクライナに進行するロシア軍。

20世紀の戦争を目の当たりにしているような気がする。

あの悲しい映画「ひまわり」は、

ウクライナが舞台だった。

※ ※ ※

『隊長ブーリバ』と言う本を小学生時代読んだ。

勇敢なコサックの話だったが、

無論内容までは覚えていない。

この本を書いた作家は、

ウクライナ生まれのゴーゴリ。

コサックは15世紀に存在したウクライナの軍事組織。

17世紀、当時の支配者ポーランド・リトアニアに対抗し、

武装蜂起をした勇敢なコサック・ブーリバの話だった。

何故か隊長ブーリバは、私の記憶に残っていた。

※ ※ ※

今、ロシアの侵攻に対抗しているウクライナだが、

コサックの末裔たちと言える。

子供の頃読んだ『隊長ブーリバ』が甦った。

戦争の状況が、テレビやSNSで伝えられるが、

早期に平和になることを願う。

美しいウクライナの“ひまわり”が、

平和で穏やかな気持ちで見れるように。

 

 


100年前の父…古いアルバムから

2022-02-26 09:20:15 | エッセイ・記憶の彼方に…

今日は「二・二六事件」の日。

陸軍皇道派青年将校が起こしたクーデター、

86年前の事件である。

私の父は、この2月26日が誕生日なので、

毎年この二・二六事件日が来ると、

父のことが甦る。

供養と思い書くが、

父は明治40年(1907)生まれなので、

生きていると115歳になる。

教員として人生を送り、

私が小学校に入った時、父は校長先生だった。

厳格な面もあったが、お酒が好きで、

優しい父でもあった。

父が少年時代の写真(右)がある。

ほぼ100年前の豆教員時代(16歳当時)の写真だ。

兄弟3人の写真だが、3人とも教員だった。

ほぼ100年前の写真。

キリッとした表情が父らしい。

 

 

 

 


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