楽しく学ぶ翔雲書道教室

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117歳の誕生日祝いをしよう!

2024-02-26 13:49:29 | エッセイ・記憶の彼方に…
今日は2月26日
2・26事件の日である
今から88年前の1936年2月26日
陸軍の青年将校らが起こしたクーデター
反乱軍として鎮圧されたが
高橋是清大蔵大臣らが殺害されている

その2月26日
実は亡くなった父の誕生日でもある
明治40年(1907)生まれの父は
生きていたら117歳
ふっ!と父のことを思い起こした
父は学校の校長
厳格にして優しい父だった
明治、大正、昭和と生き
平成元年に82歳で亡くなった

私もその年に近くなってきている
今日はその父に思いを馳せ
心の中で
117歳の誕生日のお祝いをしよう




懐かしいブドウ

2023-11-28 10:43:16 | エッセイ・記憶の彼方に…
ドライブの途中、
子供のころ育った近くの、
道の駅に寄った。
そこで「ふっ!」とブドウが目に入った。

思わず「懐かしい…」

色と良い、形と良い、大きさと良い、
これは間違いなく子供のころ庭に植わっていた、
あのブドウに間違いない。
そう思うや否や手に取り衝動買いをした。

そして家に戻り、さっそく口にした。
そうそうこの味。
なんと美味いことか…。
この酸味、そして種があり、皮から染み出る甘い果汁。
品種は分からないが、
子供のころ庭から取り食べたブドウ。

美味しく頂いた。
懐かしい初恋の人に出会いだ喜びだった。
昔のブドウ、ありがとう。





K先生の死

2023-10-21 08:37:38 | エッセイ・記憶の彼方に…
新聞の死亡欄でK先生が亡くなったことを知った。
96歳だった。
K先生の死を知り、
小学校3,4年生のころの記憶が、
鮮明に甦った。
K先生は痩せてほっそりした体形で、
芥川龍之介に似た風貌だった。
夏の夕方だったろうか、
近所の子供たちが集まり、
K先生のお話を聞いた。
K先生は低音の声で、実に上手に怪談話をしてくれた。
内容は覚えてはいないが、
口笛で強い風の擬音を表現してくれた。
とてもリアリティのある擬音で、
聞き入り、怖いかったことを鮮明に覚えている。
K先生の記憶はそれだけである。
もう70年位昔の話だ。
K先生ありがとう。
そしてご冥福をお祈りします。
合掌


夏の日の思い出と反物の張り板

2023-07-27 09:11:13 | エッセイ・記憶の彼方に…
温暖化により危険を伴う、
猛暑日が続く毎日です。
子供たちの夏休みが始まったようです。
夏休みといえば、思い出すのが、
男の子は、半ズボンとシャツ。
お盆には、みんな下駄をはき浴衣姿。
この写真は昭和30年前後の写真です。


※ ※ ※
ふっと夏の暑い日の光景が目に浮かびました。
反物の張り板です。
母が家の横で反物の張り板を置き、
布地を洗い、のりを付け、干していた懐かしい光景です。
昔はふつうにみられ光景。
着物を着なくなった今は、
失われた伝統です。







障子の張替え…

2023-07-12 10:17:41 | エッセイ・記憶の彼方に…
今朝、NHKBSの美の壺で、
「障子」の番組をやっていた。
障子の柔らかな光は大好きだが、
この番組で子供のころ、
母がやっていた障子の張替え、
懐かしい思い出が甦ってきた。

季節は今頃だったような気がする。
教員住宅の小さな家だったが、
障子が外されると、
広々とした感じで嬉しかった。
母が作ったノリ、
古い障子紙をはがす作業を手伝った。
真新しくなった純白の障子。
とても新鮮な感じがして、
わくわく胸を弾ませた。
季節感のある作業だ。
和の文化だが、北海道では今はほとんど見られない。






65年振りセピア色の再会…

2023-06-10 17:11:33 | エッセイ・記憶の彼方に…
私は父の転勤で、
5年生の11月小学校を転向した。
校長だった父の関係で、
住宅は校舎と繋がっていた。
通学は学校の廊下だけの距離。
行きも帰りも友と一緒のことは無い。
あまり遊んだ記憶もない。
小学校後半、一緒に過ごしたのは、
わずか1年4カ月。
卒業後クラス会の誘いは無く、
10年ほど前から連絡が取れるようになった。
そしてコロナ。

今回、嬉しいクラス会の誘いがあり、
二つ返事で参加を決め、65年ぶりの再会となった。
小学校高学年だった友たちは、皆後期高齢者。
短い小学校生活にもかかわらず、
面影や記憶がよみがえり、
時の流れが無かったかのように、
打ち解け合い、楽しいひと時を過ごした。

今回の温泉旅行は、そのクラス会だった。
恐らく年齢から考えると最後のクラス会だろう。
ありがとう! 友よ!








鉄塔…

2023-03-20 09:06:34 | エッセイ・記憶の彼方に…

他愛のないことであるが、

私は何故か鉄塔に心惹かれる。

凛として立つ鉄塔だが、

何故かプライドの高い、

スタイルの良い貴婦人の姿とダブるのだ。

鉄塔には送電線の少ないシンプルな鉄塔と、

たくさんの電線を連ねているのがある。

後者のそれは、着飾っているようにも見える。

とにかく鉄塔を見るのが好きなのだ。

 

 


ながぁ~く愛して…

2023-02-17 13:17:55 | エッセイ・記憶の彼方に…

私には離れ難いものがある。

その柔らかな姿態。

何とも魅力的な色艶。

口元に運ぶと、

私の疲れた心や体を癒してくれる。

その離れ難いものとは、

40年近く愛用している湯呑。

職場の上司からお土産として頂いた。

萩焼と言っていたが、

高価な品ではないと思う。

高台には萩焼特有の切り込みはない。

「寒山」と言う銘がある。

長年愛用しているため、茶渋も染み込み、

実にいい味わいだ。

私にとって魅力的な湯呑茶碗である。


心臓手術から1年…

2023-02-08 21:44:14 | エッセイ・記憶の彼方に…

工場の煙が真っすぐと上空に上がり、

穏やかな日の出前の風景です。

この写真は、丁度1年前の2月8日、

写した黎明の写真です。

さて、この日私は心臓のバイパス手術をしました。

2本の血管が狭く、1本は詰まって梗塞。

3本のバイパス手術を施されました。

それから1年、動悸や息切れが無くなり、

元気になりました。

早期に心臓が悪いのが発見され、

直ちに手術をして助かったのです。

1年間、そこそこ体力も付きました。

これから無理せず人生を楽しんでいきたいと思っています。

 

 

 

 


米菓・江戸揚げに愛をこめて…

2023-02-04 09:30:56 | エッセイ・記憶の彼方に…

スーパーの菓子コーナーで、
「江戸揚げ」と言う米菓と目が合った。
「江戸揚げ」
子供の頃めちゃめちゃ大好きなお菓子だった。
引き寄せられるように手に取り、
迷うことなく買った。
立派に包装されているが、
子供の頃量り売りだったような気がする。
止め処無く手が伸び食べ続ける私は、
よく母に注意されていたような気がする。
さて、買った江戸揚げ、
袋を開けるとさらに2袋に小分けされ、
キツネ色にこんがり焼かれた江戸揚げ。
子供の頃の思い出を、
甦らせながら口に入れる。
サクッ! とした一口目の食感が心地よい。
口の中にほどよい塩味が広がる。
何と言う美味しさだろうか。
60年前の味が、脳の記憶を呼び起こす。
恋人と再会したような、
米菓・江戸揚げとの久々の出会いだった。

 


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