興福寺金堂ライトアップ
札幌の書道の先生から、
近年美味しいと評判で、
本州米を凌ぐと言われる、
ゆめぴりかの新米がプレゼントされた。
食べるのが楽しみだ。
ゆっくり、ゆっくり坂道を上り、
細い路地を通って新薬師寺に着いた。
新薬師寺は、ひなびた閑静なたたずまいだ。
ここは薬師如来坐像と十二神将像が、
訪れる人を圧倒する。
静謐の世界で、じっくりと仏像と対話する。
仕事に終われる現実から離れ、
心に潤いと安らぎが湧き出てくる。
朝起きると気温は8度だった。
日中20度を超えていた奈良とは大違い。
雪が降るのではないかと思う、
身に染みる寒さだ。
旅を終えて一夜を過ごし、
目が覚めて再び現実の生活に戻った。
※
昨日の午前中、新薬師寺のお参りをした。
ここには今は小さいお寺だが、
歴史と格式のあるお寺だ。
薬師如来坐像と最古最大級の十二神将像が有名だ。
特に国宝のバサラ(伐折羅)が印象深く、
心にの中に残像として刻まれた。
そして夕方飛行機に乗る直前、
美しい残照を見た。
バサラ「残像」、そして夕方の「残照」…。
しみじみと心打つ言葉の響きだった。
奈良正倉院展の旅、
全日程を終え大阪国際空港にチェックインした。
空港は夕焼けに染まり、
いま日が落ちた。
美しい。
飛行機が30分ほど遅れているらしい。
間も無く出発する。
夕方、近鉄奈良駅から近い興福寺へ行ってみた。
夕食時間にまだ早いので、
300年振りに再興された新装金堂を見に行ったのだ。
5時半からライトアップが始まり、
真新しい金堂が光で彩られた。
とても美しいひと時だった。
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