大変希少なアンチモニーではないブロンズ製天使の置時計です。
あえて銅製と書かずにブロンズ製と表現させていただいたのは、銅の割には固くて重く感じ
砲金かも知れませんし、幅を持たせたわけでご了承ください。(10円硬貨も純銅ではありません)
当然、レストア過程でケースからムーブメントを外し、クリーングを施したのですが裏蓋の内側に大正期購入の
記載がございましたので「大正期」と判断します。
実は天使の足の裏に溶接跡があり本来は台座のようなものが有ったのかも知れません。
後年、裏側の平脚を着けたようにも想像出来ますが、材質も同じものを使ってあり違和感はありません。
左右の天使の表情も素晴らしい出来です。
写真では大きく見えますが、文字盤の大きさで直径5センチほどしかない大変、小さな時計です。
但し、その重さは「400g」もございます。文字盤も琺瑯で綺麗な状態を保っており
「MANUFACTURED BY SEIKOSHA.TOKYO.JAPAN」の文字も完璧に残っております。
ガラス風防は厚手の面取りカットガラスで少し青みかかってます。
尚、先ほどの文字が写真では2重に映っていますが面取りカットガラスのせいです。
100年にも及ぼうとする経年を考慮しても文字盤を含め大変、コンディションも良く元気に時を刻んでおります。
精工舎 天使の置時計/大正期:¥35,000-(送料別)