久しぶりに「明治時計」がやって来ました。
薄汚れてはいますが欠品はなく振り子をはじめオリジナル状態です。
昭和30年発行:明治時計のカタログで「No653」として記載されております。
因みに以前、ご紹介した「柱時計/明治時計 No744」も掲載されてます。
そして、いつものようにレストアとクリーングを施している内に気が付いたのですが、上宮部の
女性の真鍮製金属レリーフが何と「精工舎スリゲル4号」とまったく同じもののようです。
寸法も形状も同じ。一旦、上宮部から取り外して並べてみましたが間違いありません。
精工舎スリゲル4号の真鍮製金属レリーフ ↓
それぞれの時計には約40年という時代の違いがあるのですが、同じ金型を使ってるとしか
思えません・・・。
話は明治時計に戻りまして、文字盤の汚れはある程度は落としましたが文字付近は
落としきれない汚れがございます。これは無理に落とそうとすると文字まで落ちてしまうためのものです。
かと言ってクリーニング前の状態(最初の写真)に比較すれば相当、蘇ったと思います。
個人的に明治時計はあっさりした外観(外箱)の方が宜しいかと思いますので、今回の時計は
正にその部類かと存じます。
明治時計 No653/昭和30年頃: SOLD OUT