「3号黒電話」が1機追加となったのですが、色々と個体差が有るようです。
先ずはダイアルのセンターラベル。
それぞれが当時のオリジナルなのですが字体が異なります。
「回転盤」という文字が、こちらは旧字体になっております。
一般的には「旧字体」の方が古い機種とされますが、この古い方の3号電話機の受話器は
後年、取り換えられたであろう痕跡が受話(送話)器に観られます。
送話器側の蓋が後の「4号A」に近いものに交換されています。
かと言って、4号Aのそれとは違いモッコリと少し口元へ曲がったような蓋になっており、3号専用
の蓋と思われます。
昭和8年に受話器と送話器が連結された、当時としては画期的なデザインでデビューを果たした「3号電話機」。
後の名機「4号A自動卓上電話機」の登場までに色々と改良を加えられたのかも知れません。