古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

早川電機工業(シャープ)真空管ラジオ:RS-350型/レストアvo2

2015年06月18日 | 家電

前回の続きで、木箱を仕上げて行く。

先ずは剥げた塗料を全て剥ぎ落す作業。

ちよっとした当り凹みはあるものの状態は良く、このまま新たに塗装を掛けて行く。

次にダイヤルノブの中央のキャップが一つ欠品していたため新たに製作する作業。

薄い金属板をすりこ木を型に円形凸面をハンマーで叩いて形を成形して行く。

左が新たに製作したキャップで今後、金色塗装で仕上げる。

但し、右側のオリジナルとは色は合わないと思う。(金色というよりオリジナルは真鍮色であるため)

木箱が仕上がり、新たに前面パネルに「サランネット」も張り終った段階です。

(次はいよいよ仕上げの段階。その際の糸も写ってます。)

因みに「サランネット」について一言。

最近はスピーカー用のネットは何でもかんでも「サランネット」と呼ぶようですが実際、流通しているのは

「ジャージネット」です。本来の「サランネット」とは全く違うものなので気を付けなくてはいけません。

今回使用した「サランネット」は当時のレプリカではあるものの非常に高価なものを使用しました。

ギターアンプの「Fender」のレプリカグリルクロスにも使用されているもののオールドラジオ用となります。

「サランネット」が入手できず、仕方なくカーテン用の生地を使用する場合もございますが、仕上がりは

全く違います。。。

次回はいよいよ完成の記事になります。

 

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