いよいよ仕上げ段階です。
チューニングの糸を張り直し、バリコンの動きを確認。いよいよシャーシを木箱に収めます。
正直、錆は取り除けないところは無理に取り除いておりません。あくまでも出来る範囲です。
この段階で一度、通電テスト。
正面、未だ途中の状態です。
パネルやダイヤルノブを取り付けて行きます。やはり中央のノブの色が合ってませんが仕方ありません。
中央のキャップの色に他の二つも合すかですが、折角のオリジナルですから止めておきます。
シャープの七宝エンブレムも磨き上げてます。
電源プラグは当時の雰囲気に合わせております。
裏面のパネルもオリジナルですが補修はしてあります。
そして再度、通電。 マジックアイの発光は劣化しています。
今回、木箱のラジオを初めてレストアしましたがプラ箱に比べ、仕上がれば綺麗にレストア出来る分
結構な時間と手間が掛かりました。
しかし、何かとお騒がせな今の「シャープ」。たまたま、その「シャープ」であった故、創業者の早川徳次に
敬意を表すと共に今の「シャープ」に何とか復活していただきたいという思いもありレストアいたしました。
シャープ RS-350型 6球スーパーラジオ/1953年製: 非売品