トップ写真は「三ツ矢シャンペンサイダー」のラベル。
時は明治まで遡り、明治32年(1899)に「三ツ矢」の印を商標として登録。そして、明治42年(1909)5月10日
「三ツ矢シャンペンサイダー」を登録商標に。その後、一旦「三ツ矢サイダー」と大正5年(1916)商標登録するも
大正10年(1921)~昭和8年(1933)の間、又もや「三ツ矢シャンペンサイダー」を採用。
丁度、その時のラベルと考えられます。。。(ややこしい・・・)
ここにあるのは「三ツ矢サイダー」の木製看板の上部。丁度「三」の辺りで切り取られている。
「宮内省 御用達」の彫文字。
ご承知の通り、「三ツ矢印平野水」は東宮殿下(後の大正天皇)の御料品として採用されたのが明治30年。
後に、明治45年(大正元年)には皇室や各宮家へ御料品として収める目的で御料品製造所も
新たに建設される。
この木製看板の時代考査としては、大正元年(1912)から宮内省が宮内庁になるまでの
昭和22年(1947)までとなります。(前後35年)
下部が切り取られ欠損しているとは言え、約70年以上は昔の木製看板となります。
コーラが青春時代ならば、三ツ矢サイダーは少年時代の爽やかな思い出ですね。
良い物を見つけましたね!
三ツ矢サイダーは確かに少年の頃、少し背伸びした飲み物でした。
同じく、コーラは大人に一歩近づいたような・・・。
切れっ端ですが機械彫ではない、手彫りなので大切に保管するつもりで居ます。