精密なものを勝手に修理とは・・・。とはお思いかもですが一見、状態の良さそうな
大阪「白井度量衡器製作所」製 精密化学天秤。
よ~く、観察すると2点ほどの難点が・・・。
もっとも、アンティークインテリアとしては当然、このままで成り立つものなのですがそこは性格上
手を加えたくなる「showa 土花亭」
先ず一点目は左右の受け皿(1番、2番)の汚れくすみが酷く、これでは精密に量れない。
そして、上皿。鼈甲にも観えるのですがセルロイドのようにも観える。
その片方の上皿の持ち手が欠損。
これは受け皿の状態で左右の度量を調整したところで、肝心の上皿を載せた段階で度量が
狂いあまり宜しくない。
そして、もう一点は前面ガラス扉を途中でロックさせるスプリングが欠品。
これでは、前扉を上げ途中で止まった段階で上皿に載せたものを受け皿に載せることが出来ない。
下の前扉のノコギリ状の枠を止めるものです。
以上を修理する方向で完了後に改めて、この場でご紹介いたしますね。