素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

鼻呼吸が自然にできるようになってきた

2015年10月02日 | 日記
50代に入ってイビキのひどさを指摘されるようになった。寝ている間のことで自覚できないため「仕方ないや」で済ましてきた。しかし、いびきと口呼吸は密接な関連があり、口呼吸は睡眠時無呼吸症候群を代表格として、体に対する様々な影響を生み出す。ということを新聞や雑誌、テレビの特集などで取り上げられることが多くなった。

 口呼吸では空気中の細菌が容易に体内に侵入しやすくなるため、感染症に罹りやすくなるほか、冷たく乾燥した空気を吸い込むことで気道組織が傷む可能性も考えられます。そして、口呼吸が関連して生じる症状・リスクとしては

 ●睡眠時無呼吸症候群  ●免疫力低下  ●成長ホルモン分泌の減少  ●扁桃炎  ●ウイルスによる口内炎  ●歯周病、口臭の悪化
などがよく指摘されている。

 口は食べるため、鼻は呼吸するためという本来の役割が果たせていないことに意識が向いてきた。口呼吸を鼻呼吸に変えるというのは意識しただけでは難しいことをジムのピラティスのレッスンを受けてよくわかった。いつのまにか口呼吸をしている自分に気がついた。

 そんな折、雑誌「いきいき」(2015・5月号)で”鼻呼吸で免疫力アップ!あいうべ体操!”を読んだ。みらいクリニック院長今井一彰さんが臨床の経験から、口呼吸を鼻呼吸に変えることの大切さを実感し考案したという。

 「口呼吸になるのは、舌の位置が下がっているからで、舌の筋肉を鍛え、元の上あごにぴったりつく位置に上げればいい。そのためにするのが”あいうべ体操”だ」と言う。

 ①「あ~」と口を大きく開く
 ②「い~」と口を大きく横に開く
 ③「う~」と口を強く前に突き出す
 ④「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす 
 という簡単な動作を1日30回を目安に、いつでもどこでも気の向いたときに自由に行うのである。
ポイントは『ゆっくり大きく』する ことだけである。

 私は、車の運転中やトイレ、風呂の中、またストレッチの秒数をカウントする時などにやってきた。

 また、歯科医の脇田雅文さんが自身の親の介護体験から「食べる力」の大切さに気づき、口の機能トレーニングの一つとして提唱しているのが”パタカラ体操”である。
 「パ」「タ」「カ」「ラ」とという発音を明瞭に繰り返すという簡単なものである。期待できる効果は
 ★発音がハッキリする ★表情が豊かになる ★かむ力、のみ込む力が高まる ★唾液の分泌が促される ★いびきや歯ぎしりが改善する
 ★入れ歯が安定する ★口呼吸が鼻呼吸に戻り、口の乾燥を防ぐ などが挙げられている。

 これも同様に気が向いた時にやっている。

 要は顔の筋肉を意識して動かし、鍛えるということである。
 最近やっと自然に鼻呼吸ができている自分を意識できた。ピラティスの時もごく自然に鼻呼吸ができる。そして、いびきの苦情はとんと聞かなくなった。うたた寝している時も口を閉じて鼻でスヤスヤしているみたいだ。妻は、イビキはストレスのためと思っていたらしく「最近、ストレスなくなった?」と不思議そうに尋ねる。

 人間の体、結果が見えてくるのは時間がかかる。コツコツとあせらずに積み重ねることである。
 
コメント
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