素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「キイジョウロウホトトギス」だったのか

2015年10月05日 | 日記
 妻が所属する枚方山草会の「秋の山野草展」が今月末にある。その作品作りに余念がないのだが、展示会の時期に花の開花を合わせるのが難しいという。先日も、黄色い花が早々開花し散ってしまった。知らない花だったので名前を訊ねた。その時私は「キジョウロホトトギス」と聞こえた。
  「ホトトギス」というのは花弁の中に紫の斑点があることから、今、庭で見頃を迎えている普通のホトトギスと同じ仲間なんだと理解した。
 そして前半部分を勝手に「黄如雨露」と変換した。「黄色の如雨露のような形をした杜鵑」と思ったのである。

 また1つ新しい名前を覚えた。と満足した矢先、ホットニュース関西の季節のたよりのコーナーで、那智勝浦で自生の「キジョウロホトトギス」が見頃を迎えた。というアナウンサーが言った。画面に目を向けると沢山の黄色い花が斜面に咲いていた。テロップを見て「えっ!?」である。「キジョウロホトトギス」とあった。紀伊半島南部の半日陰の岩場等に自生する植物で、乱獲などのために絶滅危惧種に指定されるまでになったが、地元の人の努力で毎年、その数を増やしている。という説明が続いた。

 キ(黄)じゃなくて「キイ」=「紀伊」か!!! ジョウロ(如雨露)じゃなくて「ジョウロウ」???となったのを見透かしたように 、「ジョウロウは江戸幕府大奥の職名で優雅な貴婦人という意味からこの名がつきました。」という解説があった。

 「紀伊半島に自生する上臈のように優雅な姿をした杜鵑」が正解だったのである。忘れられない名前となった。

 もう1つ、月末まで花が保つか心配しているのが「スイレンボク」これは「スイレンに似た花が咲く木」で間違いないだろう。(まさかはないとしておこう)
   朝夕と日中の寒暖差が大きい日が続いている。気温の変化に敏感な毎日が続く。うまく花のタイミングが合えば良いのにと外野席から見守っている。



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