素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

寝屋川市の大楠(オオクス)に

2023年02月16日 | 日記
 昨夕のNHK「ほっとニュース関西」の”ええとこ!この町”では寝屋川市の巨木を取り上げていた。萱島駅のプラットホームを突き抜けているオオクスは有名だが他にもあるのかな?と見ていたら神田天満宮の千年クスが紹介されていた。

 萱島駅のクスは樹齢700年と言われているが神田天満宮のものは1000年という。ザクっと言えば平安時代の終わりからこの地にあるということ。ここは初耳だったので行ってみようかなと思った。

 今日は14時30分から歯科医院の予約を取っている。昼食後の中途半端な時間に自転車でこの2カ所を巡って行けばちょうど予約時間に就くことができると思った。一昨日、昨日は寒波が入り不安定な天気が続いた。晴れていると思ったらあっという間に雲に覆われ霰や粉雪が舞うということの繰り返しであった。おかげで、伸び伸びと開いたイワヒバもまたすっかり縮こまってしまった。
 今日は、曇ってはいるが風もおさまりましになった。萱島駅のオオクスを目指して第二京阪道路の側道から寝屋川の側堤に沿って自転車を走らせた。寝屋川ハーフマラソンの時の中間点から約16km地点までの一番苦しい部分にあたるところだが自転車だと快適である。

 家を出て30分足らずで萱島駅に到着。 樹齢約700年、高さ約20メートル、周囲約7メートルの大クスは、地元の人の熱意によって、駅の高架工事の時も特別な設計で残された。
  
オオクスは「大楠大明神」として萱島神社の隣に祀られていた。
 そこからさらに寝屋川沿いに走り萱島ポンプ場を過ぎて神田小学校の所で左折して住宅地を直進すると10分ほどで神田天満宮に着く。
 境内には大きなクスの木が数本あるが目指す千年クスは本殿の右横に。
 
 市内随一の古木。南北朝時代の武将、楠木正成が、出陣のときにこの木の下で陣をはったともいわれている。高さは約20メートル周囲は約10メートル。昭和47年に大阪府の天然記念物に指定されている。

 巨木というより老大木と表現したほうがいい風情を漂わせていた。古木にふれると体の中に悠久の時間が流れる感じがする。

コメント
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