大阪市立自然史博物館で開催されている第53回特別展「大阪アンダーグラウンドRETURNS~掘ってわかった大地のひみつ~」の招待券を知人からいただいた。2月26日(日)が最終日なので今日行くことにした。あいにくの雨だが家にいても仕方がないし室内だから大して変わりはない。
週末、月末の金曜日なので渋滞を覚悟していたが思っていたよりスムーズに走ることが出来た。中央環状線をやめ内環状線から長居公園通りに入ったのが良かったのかもしれない。26日(日)に開催される大阪マラソンに伴う交通規制の案内があちらこちらにされていた。1時間30分足らずで長居公園に到着した。雨は降っていたが風もなく強い降り方ではなかったので歩くのには支障がなかった。
ついでに長居植物園の梅も見ていこうと思っていたが、雨の中無理はしないでおこうとなった。この展示は、令和3年度に実施したものの、新型コロナウイルス感染症の流行第4波の休館要請により、8日間のみの公開となった第51回特別展「大阪アンダーグラウンド-掘ってわかった大地のひみつ-」を再構成したものである。
我々の生活を足下で支える地面の下には植物が根を張り、様々な種類の動物や昆虫たちの生活の場にもなっている。人間が使う建物の基礎を支えているのも地面、さらには地面の下に地下街や地下鉄のような建造物を作って利用している。地下水や鉱物、化石燃料など、生活を支える地下資源もまた、地面の下から手に入れてきた。人の過去の暮らしの痕跡である遺跡や、動物や植物などの化石もまた、地面の下から発見される。時には、地震や火山などの地質災害が起きるが、これもまた、地面の下の出来事である。
しかし、地面の下のことは、意外に知らない。この特別展では、地面の下のことをどのように調べるのか、そして地面の下は、どのようになっているのか、地層の重なる様子が見られる地質試料「ボーリングコア」や、クジラや植物の化石、鉱物など、様々な標本が展示されていた。
中でも、2つの展示が興味を引いた。1つは、プレートの沈み込みによって引き起こされる地震の起きる仕組みをわかりやすく解説するために工夫して作られた動く模型である。製作者の苦労話をテレビで見たことがあったので「ああ!これか!」とスイッチを入れ動かしてみた。
地震の怖さについては繰り返し見聞してきたが、イラン・トルコの大惨状が伝えられている今、改めて地球の持つダイナミックな動きについて考えさせられた。
もう1つは、大阪平野から掘り出されたクジラの化石。良く知られているように縄文時代の大阪平野には海が入り込んでいたためだが、つい先だってマッコウクジラが大阪湾に入り込み話題になったこともあり、大阪平野の地下から見つかった大小さまざまなクジラの骨の展示を見ながら感慨深いものがあった。
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帰りの車の中で、家に帰ったら中沢新一さんの「大阪アースダイバー」(講談社)をもう一度じっくり読み返してみようかなと思った。
週末、月末の金曜日なので渋滞を覚悟していたが思っていたよりスムーズに走ることが出来た。中央環状線をやめ内環状線から長居公園通りに入ったのが良かったのかもしれない。26日(日)に開催される大阪マラソンに伴う交通規制の案内があちらこちらにされていた。1時間30分足らずで長居公園に到着した。雨は降っていたが風もなく強い降り方ではなかったので歩くのには支障がなかった。
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我々の生活を足下で支える地面の下には植物が根を張り、様々な種類の動物や昆虫たちの生活の場にもなっている。人間が使う建物の基礎を支えているのも地面、さらには地面の下に地下街や地下鉄のような建造物を作って利用している。地下水や鉱物、化石燃料など、生活を支える地下資源もまた、地面の下から手に入れてきた。人の過去の暮らしの痕跡である遺跡や、動物や植物などの化石もまた、地面の下から発見される。時には、地震や火山などの地質災害が起きるが、これもまた、地面の下の出来事である。
しかし、地面の下のことは、意外に知らない。この特別展では、地面の下のことをどのように調べるのか、そして地面の下は、どのようになっているのか、地層の重なる様子が見られる地質試料「ボーリングコア」や、クジラや植物の化石、鉱物など、様々な標本が展示されていた。
中でも、2つの展示が興味を引いた。1つは、プレートの沈み込みによって引き起こされる地震の起きる仕組みをわかりやすく解説するために工夫して作られた動く模型である。製作者の苦労話をテレビで見たことがあったので「ああ!これか!」とスイッチを入れ動かしてみた。
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もう1つは、大阪平野から掘り出されたクジラの化石。良く知られているように縄文時代の大阪平野には海が入り込んでいたためだが、つい先だってマッコウクジラが大阪湾に入り込み話題になったこともあり、大阪平野の地下から見つかった大小さまざまなクジラの骨の展示を見ながら感慨深いものがあった。
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帰りの車の中で、家に帰ったら中沢新一さんの「大阪アースダイバー」(講談社)をもう一度じっくり読み返してみようかなと思った。