素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

半夏生

2024年07月01日 | 日記
 今日は「半夏生」。昔は、、夏至(2024年は6月21日)から数えて11日目の日だったが、今は「太陽黄経がちょうど100度になった日」となっている。この時期に雨が降ると「天から毒が降ってくる」といわれ、半夏生に降る雨は「半夏雨」と呼ばれている。

    医通ひの 片ふところ手 半夏雨  (大野林火)
 心身の不調も起こりやすい頃、休み明けの今日は病院通いの人が多いだろう。「半夏生になるまでに田植えを終わらせるのが良い」とされており、農家にとっては大切な区切りの日で、休養日となってきた。

 半夏生の由来には2つがある。

①「半夏」とよばれる「カラスビシャク」(サトイモ科)という薬草が生える時期を半夏生というようになった。
 日本各地に分布するサトイモ科の多年草。山地の林のみならず、日当たりのよい道端や土手、田畑などにも見られる。花を覆う苞の様子を、カラスが使うであろう柄杓(ひしゃく)に見立ててカラスビシャクと名付けられた。 朝鮮半島や中国にも分布しており、漢名を「半夏(はんげ)」という。葉柄にできるムカゴや塊根を薬用するが、繁殖力の高さから、雑草扱いされることが多く、「百姓泣かせ」という異名もある。

②「ハンゲショウ」という草が半分白くなり、まるで化粧をしたようになる時期を半夏生というようになった。
 我が家でもちょうど「ハンゲショウ」と「ムラサキシキブの花」がセットになって目を楽しませてくれているので、こちらの由来のほうを私は好きだ。
   

 半夏生は「心身を休める日」としよう。

 
コメント
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