shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

スイセン6種 - 我が家の庭(千葉県白井市)

2019-03-10 12:04:24 | みんなの花図鑑




スイセンの下位分類は、Wikipediaによると以下の通りです。
・スイセン Narcissus tazetta
・ニホンズイセン Narcissus tazetta var. chinensis
  和名はニホンズイセン(日本水仙)であるが、原産地は地中海沿岸。室町時代以前に、中国を経由して日本に入ったと考えられている。
  園芸作家の柳宗民は、ニホンズイセンは中国から球根が海流にのって漂着したものが、野生化していったのではないかとの説をとっている。
・ラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus
・クチベニズイセン Narcissus poeticus
  ギリシア神話では、学名の由来ともなっているナルキッソスの生まれ変わりと言われている。
・キズイセン Narcissus jonquilla
・カンランズイセン Narcissus x odorus
・キズイセンとラッパスイセンとの雑種。

また、花の形による分類は、同じくWikipediaによると次の通りです。
・ラッパ咲き - 副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの。
・カップ咲き - 副冠の長さが花弁の長さより1/3より長く花弁全体より短いもの。
・小カップ咲き - 副冠の長さが花弁の長さより1/3より短く花弁全体より短いもの。
・八重咲き - 花弁や副冠が八重咲きになるもの。
・トリアンドロス咲き - 下向きに咲くもの。
・シクラメネウス咲き - 花弁がシクラメンの花のように反転するもの。
・スプリットコロナ咲き - 副冠が1/3以上裂けているもの。

我が家には6種類のスイセンがあり、1月(一部は12月)から3月にかけて順にお花を咲かせます。
最も早く咲くのが、ニホンズイセンとキバナスイセンです。このうちキバナスイセンは花期が長く3月まで楽しめます。図鑑で見るとキズイセンとは違うようです。
次に咲くのが黄色いお花のラッパスイセン。大きなお花は特に下を向くので、撮影は簡単ではありません。
3月に入ると、白花で房咲きのカップ咲きのスイセンがお花を咲かせます。この品種は香りが強くて、庭中がスイセンの香りに包まれます。
同じくテタテタも3月花開きます。テタテタは小型のスイセンで、株がよく増えるので、我が家ではあちこちに植えています。
我が家で最後に花開くのは、園芸種のプリンセスキコです。白花で副冠がピンクの上品なお花です。この品種は5年位前に球根の栽培が盛んな富山で購入したものです。

キブサスイセン / キバナスイセン(品種名は不明です)
黄色いお花ですが分類上のキズイセンとは違うようです。我が家では12月に咲き始め3月まで咲いています。数も多いです。








ニホンズイセン
我が家では12月か1月に花開きます。年々花数が減ってきています。


ラッパスイセン(品種名は不明です)
このお花はキズイセンとラッパスイセンの雑種かもしれません。
我が家では1月に咲きます。咲き始めは花茎が短いですが、咲いてから伸びていきます。咲き始めがきれいです。




カップスイセン(品種名は不明です)
我が家では3月に咲きます。とても香りが強いです。球根は10cm以上の深さで大きく育ちます。株が増えたので球根を友人に差し上げました。










プリンセスキコ
我が家で3月に一番遅れて咲きます。葉の長さは短めで栄養が少ないためか、今のところ球根も増えていきません。


テタテタ
我が家では3月に咲きます。株が増えたので球根を友人に差し上げたほか、プランターや庭のあちこちに植えています。元気です。
コメント (4)
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四阿山-北アルプスの絶景

2019-03-10 09:39:50 | 山行・旅行
3月9日、長野県と群馬県の県境に聳える、四阿山(あずまやさん、2354m、日本百名山)に行ってきました。

■プロローグ
昨年1月に、同じく長野・群馬の県境の山、湯ノ丸山(ゆのまるやま、2101m)に登り北アルプスの絶景を見た際、さらに近くの四阿山なら、もっと素晴らしい景色が見られるはずと思いました。

深田久弥氏は、著書日本百名山の中で次のように書いています。
「山の形があずまや(四方の柱だけで、壁がなく、四方葺きおろし屋根の小屋。庭園などの休憩所とする)の屋根に似ているところから、その名が由来したと言われる。たしかにそんな風にみえる。信越線の上田に近づくと、神川(四阿山から流れ出る川)の谷の奥に、遥かにこの山の望まれる所がある。頂上がやや左に傾いだ屋根型をして、その右端に乳首のような丘が盛り上がっている。いい形である。昔の人はただどんな山でも名山とは呼ばなかった。眺めて美しい、品格のある山でなければならなかった。」

その期待は裏切られませんでした。

■アプローチ
前日のうちに四阿山の麓の上田市に移動し、ホテルに泊まりました。
5時の予定が3時に目覚め、それでもホテル出発は予定通りの6時、登山口には7時前に着きました。

7時5分に登山開始。ワカン(和製のかんじき)を持つかどうか悩んだ末、持っていくことにしました。これが大正解。
一方、アイゼン(鉄製の滑り止め)は持参したものの使用せずに済みました。備えあれば憂いなしです。

初めの30分はカラマツの林を歩きます。


そこを抜けると、青空と雪原が目に飛び込んできます。


菅平から四阿高原にかけての牧場の風景です。
牧場歩きは退屈で、けっこう長いですが、徐々に山が近づいてきます。




牧場が終わると、今度はダケカンバの林に入ります。


そして、高度を上げていくと、ダケカンバからシラビソの森に。そして木々の間から北アルプスが見えてきます。


反対側には浅間山です。


ここまでがアプローチです。

■絶景北アルプス
シラビソの森を通り、高度を上げていくと、岩礁地帯が現れます。そして目指す四阿山が目の前にどーん。




望遠レンズでは人の動きまで見えますが、まだまだ遠いです。

そしてさらに高度を上げて森を抜けると・・




穂高連峰が鮮やかに見えます。左から前穂高岳、奥穂高岳、常念岳、大キレット(くぼみ)、そして槍ヶ岳、大天井岳。


ズームアップして見ます。


目を右に移すと、立山周辺の山々が見えます。左から蓮華岳、針ノ木岳、龍王岳、そして立山。


立山をズームアップします。雄山、大汝山、富士ノ折立がはっきり分かります。立山の右は爺ヶ岳です。




こちらは蓮華岳のアップです。


立山の右には、剱岳が見えます。この山はどこから見ても分かります。
左奥が剱岳、右は鹿島槍ヶ岳です。いつかは登りたい山です。


さらに右には後立山連峰の山々が続きます。ひときわ目立つのは五竜岳です。


そして唐松岳へと続きます。


その右は白馬岳。


さらに右へ進むと、頸城山塊の山々も見えています。左から高妻山、雨飾山、黒姫山(手前台形上)、焼山、火打山、妙高山が見えます。


ズームアップします。正面が高妻山。その左が戸隠山。右に顔を出しているのが雨飾山。


さらに、高妻山をズームアップします。この山は戸隠方面から見るときれいなピラミッド型ですが、こちらからは三角テントの形に見えます。


続いて南東の方も見てみましょう。浅間山、前掛山、蛇骨岳、黒斑山です。


山頂にある上州祠と信州祠は、二つとも雪に埋もれていました。写真はたまたま山頂で一緒になった山ガールさんにモデルになってもらいました。
頂上は風が冷たく、写真を撮って早々に下山しました。


短い飛行機雲が青空に映えます。上空はとても寒く、それでいて乾いているようでした。
(ずっとここにいたい)と思えた一日でした。





コメント (4)
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