shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白山テント泊お花見ハイキング その⑦ 南竜ヶ馬場周辺

2022-08-06 05:26:20 | 山行・旅行
その⑥ではエコーラインを下ってきた。南竜道に出ると2組のハイカーがすぐ前を歩いていた。そのうちの1組をパスして、もうひと組について南竜ヶ馬場(南竜)まで歩いた。距離は僅かで10分ほどで歩けるほどだ。

■1日目(7月23日、雨のち曇りのち晴れ) 1枚目の地図参照。コースタイム5時間50分。
別当出合→別当坂分岐→(観光新道)→殿ヶ池避難小屋→黒ボコ岩→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜山荘→南竜ヶ馬場野営場(泊) (赤字部分が今日ご覧いただく範囲。)


南竜までは写真を撮っていない。南竜に着くと真っ先に南龍山荘に向かった。そこでカップ麺を2つ調達した。
続いて南竜ヶ馬場野営場(テント場)へ向かった。途中マットで靴底の泥を丁寧に拭った。白山にはこのようなマットが要所で敷かれている。目的は外来植物の侵入を防ぐためだ。
 

テント場に着くとまず最初に無人の申し込みをする。幕営料は1人800円だが、細かいのがないので1000円を封筒に入れて投函した。
トイレは今シーズンから水洗トイレに変わっていた。今年ここで幕営する際の楽しみの一つだった。

テントを張り終わったら晴れてきた。shuのテントは画面左のブルーのものだ。
背景に見える正面の山の、谷を上がるのがトンビ岩コース。左の霧がかかった谷の向こうの尾根がエコーラインだ。


少しテント内で休み、食事を済ませ、展望尾根コースへ向かう谷を歩いてみることにした。
写真は撮った順に並べている。お花の写真も撮ったが、日差しが強すぎてうまく撮れていない。同じものを後で取り直したのでそちらをご覧いただきたい(後掲)。

さて、お花を観に展望尾根コースの方へ向かう。南竜周辺にはまだ雪が残っていて、雪渓が解けるとハクサンイチゲやハクサンコザクラの群落が現れる。
 

エコーラインの方も晴れてきたようだ。左の写真は野営場に向かう案内板。
 

一番上の大きな建物が南龍山荘。右の写真は展望尾根へ向かう木道。
 

では、お花を順に観ていこう。幸い少しガスが出てきて、日差し和らいできた。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)の群落。名前は葉がイチョウに形が似ていることに由来している。


ゼンテイカ(ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)。一緒に咲いているのは上の写真ではチングルマ、下はハクサンボウフウ。




ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。
基準標本は白山である。葉は光沢がなく、ミヤマゼンコより大きい。
小葉の切れ込みや鋸歯が深いものをキレハノハクサンボウフウというようだが、見た覚えがない。


ここでもコバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)がまとまって咲いていた。


カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)。


いつもここへ来るとツガザクラを探す。
ツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)は、今年も同じ場所で咲いていた。成長が遅く1年で2mmしか育たないという。
白山では、ここ南竜と御前峰山頂付近で観ている。




一緒に咲いていたのはクロウスゴ(ツツジ科スノキ属)で、実は青黒く熟し、先端に浅いくぼみがある。




白山の西側(石川県側)では、8月3日から4日にかけての東北・北陸豪雨で、かつて無いほどの大量の雨が降ったと聞く。
登山者が無事に下山できたか心配だ。
また、今後荒れた登山道を修復するのに、労力と時間がかかることだろう。関係者の皆様に、心より感謝したい。

明日は、越前加賀国定公園・加佐ノ岬の「巣立ったばかりのミサゴの幼鳥」の様子をご覧いただくこととしたい。
白山行2日目の様子は、明後日から投稿する。
白山テント泊お花見ハイキング その⑧ 御前峰登頂 に続く。
コメント (12)
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