その⑦では、南竜ヶ馬場周辺で観た植物についてご覧いただいた。
ただし、1日目は南竜到着後展望歩道の方に向かっただけで、南竜の南側に広がるいわゆる南竜庭園へは出かけていない。理由は雨で道が泥濘んでいたためだ。南竜庭園のお花は、後ほど観に行くことにした。
さて、一夜明けて白山は快晴となった。
3時半頃に目覚めた。朝食の準備をしながら明るくなり始めた空を撮る。
4時を過ぎると東の空にオレンジ色の光が差し出した。月がまだ残っていた。もう既に出発の準備を始めているパーティが幾組かあった。
私も彼らを追って4時20分に南竜を出た。
4時31分、エコーラインに取り付く。石段を軽快に登っていくと、南竜が下に見えてきた。
東の空の赤味が増したきた。北アルプスの峰々がきれいに見えた。
分刻みで空の様子が変わっていった。
南竜のテント場がよく見えた。
御嶽山(白山御前峰からの距離71km)。
乗鞍岳(白山御前峰からの距離71km)。
槍、穂高連峰(白山御前峰からの距離81km)。大キレットの隙間から常念岳の穂先が顔を出していた。
御前峰(白山主峰、標高2702m)が見えてきた。振り返ると別山(標高2399m)にはまだ陽が当たらず、黒々しい。
5時ちょうど、別山に陽が差し出した。
越前の峰々が雲海に浮かんでいた。
さて、2日目の行程を見ておこう。
■2日目(7月24日、快晴のち曇り) コースタイム9時間35分。
南竜ヶ馬場野営場→(南竜道)→エコーライン分岐→(エコーライン)→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→白山室堂→御前峰→お池めぐり分岐→大汝峰下の分岐→(中宮道、途中まで)→大汝峰下の分岐→お池めぐり分岐→白山室堂→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜ヶ馬場野営場→(油坂)→油坂の頭→(石徹白道)→御舎利山分岐→別山→御舎利山分岐→チブリ尾根避難小屋(泊)
(赤字部分が今日ご覧いただく範囲。写真が多くなったので、前編、後編に分けさせていただいた。今日ご覧いただく前編では白山室堂までを掲載した。)
地図はハイキングマップ(白山ベストガイドから引用)と、YAMAPの歩跡(2日目途中から3日目終了まで)を載せた。
それではお花を見て行くことにしたい。
エコーラインで観たミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属)の後ろ姿。ミヤマクロユリは、この後白山室堂周辺でたくさん見られた。
同じくエコーラインで観たチングルマ(バラ科チングルマ属)の群生。手前はイワカガミ。
ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)。
アオノツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)。
ゼンテイカ(ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)。
ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)。
シナノオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)。
ミヤマコウゾリナ(キク科ヤナギタンポポ属)のようだ。キク科のこの花は夜には閉じるようで、まだ開いていない。
イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)。
ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。
オンタデ(タデ科オンタデ属)の雄株。
ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)。
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)のつぼみ。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。
チングルマ(バラ科チングルマ属)のそう果。
カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。
イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)。
弥陀ヶ原に到着した。右の写真で正面に見えるのは白山釈迦岳(標高2053m)。私には未踏の山だ。
コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)のつぼみ。
ヤマガラシ(アブラナ科ヤマガラシ属)。
砂防新道との合流点(エコーライン分岐)まで来た。ここから白山室堂までは砂防新道を歩く。この先の五葉坂は急登だが、荷物が軽いのですいすい登っていく。
ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科 ユキノシタ属)。
振り返ると弥陀ヶ原の全体とその向こうに別山が見える。
イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)。
白山室堂の一歩手前で観た、ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。
同じく、イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)。
5時52分、白山室堂に到着。混雑する室堂ビジターセンターには入らず、建物を迂回して奥宮祈祷殿に参拝した。
室堂では休憩を取らず、水を補給して、今日の目的地であるお花松原への道を急いだ。
お花松原へは大汝峰下の分岐から中宮道を通る。そして、そこへ行くには3通りの道がある(前掲の地図参照)。
容易なのは御前峰へは登らず巻き道を行く方法だが、ここは御前峰へ登ってから行くことにした。
長くなるので、続きは白山テント泊お花見ハイキング その⑨ 御前峰登頂(後編) でご覧いただきたい。
ただし、1日目は南竜到着後展望歩道の方に向かっただけで、南竜の南側に広がるいわゆる南竜庭園へは出かけていない。理由は雨で道が泥濘んでいたためだ。南竜庭園のお花は、後ほど観に行くことにした。
さて、一夜明けて白山は快晴となった。
3時半頃に目覚めた。朝食の準備をしながら明るくなり始めた空を撮る。
4時を過ぎると東の空にオレンジ色の光が差し出した。月がまだ残っていた。もう既に出発の準備を始めているパーティが幾組かあった。
私も彼らを追って4時20分に南竜を出た。
4時31分、エコーラインに取り付く。石段を軽快に登っていくと、南竜が下に見えてきた。
東の空の赤味が増したきた。北アルプスの峰々がきれいに見えた。
分刻みで空の様子が変わっていった。
南竜のテント場がよく見えた。
御嶽山(白山御前峰からの距離71km)。
乗鞍岳(白山御前峰からの距離71km)。
槍、穂高連峰(白山御前峰からの距離81km)。大キレットの隙間から常念岳の穂先が顔を出していた。
御前峰(白山主峰、標高2702m)が見えてきた。振り返ると別山(標高2399m)にはまだ陽が当たらず、黒々しい。
5時ちょうど、別山に陽が差し出した。
越前の峰々が雲海に浮かんでいた。
さて、2日目の行程を見ておこう。
■2日目(7月24日、快晴のち曇り) コースタイム9時間35分。
南竜ヶ馬場野営場→(南竜道)→エコーライン分岐→(エコーライン)→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→白山室堂→御前峰→お池めぐり分岐→大汝峰下の分岐→(中宮道、途中まで)→大汝峰下の分岐→お池めぐり分岐→白山室堂→エコーライン分岐(砂防新道合流点)→(エコーライン)→エコーライン分岐→(南竜道)→南竜ヶ馬場野営場→(油坂)→油坂の頭→(石徹白道)→御舎利山分岐→別山→御舎利山分岐→チブリ尾根避難小屋(泊)
(赤字部分が今日ご覧いただく範囲。写真が多くなったので、前編、後編に分けさせていただいた。今日ご覧いただく前編では白山室堂までを掲載した。)
地図はハイキングマップ(白山ベストガイドから引用)と、YAMAPの歩跡(2日目途中から3日目終了まで)を載せた。
それではお花を見て行くことにしたい。
エコーラインで観たミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属)の後ろ姿。ミヤマクロユリは、この後白山室堂周辺でたくさん見られた。
同じくエコーラインで観たチングルマ(バラ科チングルマ属)の群生。手前はイワカガミ。
ハクサンコザクラ(サクラソウ科サクラソウ属)。
アオノツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)。
ゼンテイカ(ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)。
ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)。
シナノオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)。
ミヤマコウゾリナ(キク科ヤナギタンポポ属)のようだ。キク科のこの花は夜には閉じるようで、まだ開いていない。
イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)。
ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。
オンタデ(タデ科オンタデ属)の雄株。
ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)。
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)のつぼみ。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)。
チングルマ(バラ科チングルマ属)のそう果。
カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属)。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。
イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)。
弥陀ヶ原に到着した。右の写真で正面に見えるのは白山釈迦岳(標高2053m)。私には未踏の山だ。
コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)。
ハクサンボウフウ(セリ科カワラボウフウ属)のつぼみ。
ヤマガラシ(アブラナ科ヤマガラシ属)。
砂防新道との合流点(エコーライン分岐)まで来た。ここから白山室堂までは砂防新道を歩く。この先の五葉坂は急登だが、荷物が軽いのですいすい登っていく。
ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科 ユキノシタ属)。
振り返ると弥陀ヶ原の全体とその向こうに別山が見える。
イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。
ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)。
白山室堂の一歩手前で観た、ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。
同じく、イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)。
5時52分、白山室堂に到着。混雑する室堂ビジターセンターには入らず、建物を迂回して奥宮祈祷殿に参拝した。
室堂では休憩を取らず、水を補給して、今日の目的地であるお花松原への道を急いだ。
お花松原へは大汝峰下の分岐から中宮道を通る。そして、そこへ行くには3通りの道がある(前掲の地図参照)。
容易なのは御前峰へは登らず巻き道を行く方法だが、ここは御前峰へ登ってから行くことにした。
長くなるので、続きは白山テント泊お花見ハイキング その⑨ 御前峰登頂(後編) でご覧いただきたい。