民主党政権に大ダメージ！

例の中国人船長逮捕～釈放までの流れですよ。

まぁ、こんな感じのオチになると思っていたけど、ホンマに情けないことですわ(T_T)

海上保安庁・那覇地検は、一番悔しい思いをしたはるでしょうし、日本国民全体が失望し落胆し怒りに震えていることでしょうね。

「国内法に基づき粛々と」って言うてたのに、矢継ぎ早に繰り出される中国側の厳しい意思表明に対して全く腰砕けで、タジタジでした。

こうなるまでに、両国のメンツを立てながら、落としどころを探ることもできず、「民主党に政権担当能力なし！」と烙印を押されても仕方ありません。

色んな思想信条の方が集まっている民主党ですが、中には「ビシッ！」とモノを言える人もいるので、ある程度期待をしていただけに残念です(-_-;)。

日本政府は「面倒やから国外に釈放したら終わり」と思ったのかも知れませんが、中国側は「釈放されたところから始まり」で、さらに「謝罪と賠償」を求めてきました。

数年前に北朝鮮の金正男が偽造パスポートで来日した時に、空港で身柄を拘束されたわけですが、田中真紀子外相が「面倒だからすぐに国外退去させて！」と、あっさり飛行機に乗せて飛び立たせてしまったことが思い起こされます。

どちらも拘束するべき理由があったから、当局が拘束したのですが、片や逮捕せず釈放、今回は逮捕となりました。

「逮捕する理由」があったから船長を逮捕した訳で、「処分保留」かなんか知りませんが、釈放するということは「逮捕は間違いでした」と認めていると取られても仕方ありません。中国側の要求は当然でしょう(-_-;)

逮捕したのなら、すぐにビデオを公開して、国際世論の喚起を求めると、暴走する中国に対して快しと思っていない諸外国が賛同してくれる可能性は高かったと思いますし、国際社会で発言力を増す中国を牽制する意味でも、やる価値はあったと思いますよ。

そこまでやる覚悟がないのに逮捕に踏み切ってしまったことに、今回の大きなミスがあったといえるでしょう！

民主党政権の今後の対応を「注視」したいと思います！