「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

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出会いに感謝!東京セレソンデラックス公演「くちづけ」

2010年09月27日 | 舞台演劇
「東京セレソンデラックス」2010本公演「くちづけ」 
あらためて、本当に本当に!素晴らしい舞台でした とても良い舞台を観させていただき、本当に感謝してます

昨年の10月2日、シアターブラバで上演されました「流れ星」を観にいってから、すっかり東京セレソンの大ファンになってしまった僕たち夫婦なんですが、HPで更新状況を確認しながら、「新作・くちづけ」の発表を見たときから「絶対!先行予約で、千秋楽のチケット(前の方の席)取るでっ!」と意気込んでまして、ネットのe+の先行予約で、何とか無事に7列目真ん中やや右寄りの席をゲットできました。

それからというもの、9月26日をホンマにホンマに!指折り数えて心待ちにしてきましたし、当日の夜にはばぁばに泊まりに来てもらう段取りを付け、準備万端!この日を迎えることができました!

大きな期待に胸を膨らませてたどり着いた「梅田シアタードラマシティ」での公演でしたが、本当に期待を裏切らない素晴らしい出来栄えで、「流れ星」のキャストよりも、今回の客演キャストの方々の熱演が素晴らしく、宅間さんの主演・脚本・演出を更に盛り上げ、とても完成度が高く、質の高い舞台となっていました。


金田明夫さん

加藤貴子さん

芳賀優里亜ちゃん

特に、この三人の演技は、抜群に素晴らしかったです。

東京、大阪公演は終わりましたが、名古屋講演は10月8日~10日、札幌公演は10月15日~17日と開催されます! 
若干チケットも残ってるみたいなので、名古屋と札幌にお住まいの方には本当にオススメしますっ!この内容の舞台で!このキャストで!この感動で!全席指定5800円は破格の安さです! 絶対に「損したぁ~」なんて思いません!100%思わせません!!


ストーリーについては、ネタバレしますんで、多くは語れませんから・・・、
次(その2)の記事で(^-^ゞ

ちなみに一番上の写真は、監督・脚本・演出・主演の宅間孝行さんと握手するウチの嫁さんですf(^_^;

東京セレソンデラックス本公演「くちづけ」その2

2010年09月27日 | 舞台演劇
ネタバレになりますので・・・これ以下は、「これから観にいくぞ!」と思っている方は読まないで下さいね

知的障害者(今回の舞台では、年齢は20~30代だが知能は幼稚園児程度の設定)が暮らすグループホームが、今回の劇の舞台なんです。

「うーやん、島ちん、頼さん」というグループホームの仲間たちと、施設を運営するお医者さん夫婦とその娘、入所者の妹、地域のタウン誌の編集者、寮母さん、近所のおまわりさん達と、ほのぼのとした生活を送っているところに、過去に1度だけヒット作を飛ばした老漫画家と知的障害者の一人娘が、グループホームに越してくるというところから物語はスタートします。

今回の舞台について宅間さんが語っておられます・・・。
「新聞の片隅の小さい小さい事件を伝える数十行ほどの記事・・その事件の切なさに心かきむしられました。事件の真相も、その後どうなったかも知りません。でも、この事件の切なさを伝える作品をずっと作りたい、と思っていました。つまり10年近く温めていたわけです。そしてやっと作れました。
この物語が伝える「優しさ」と「切なさ」を是非、劇場でご覧いただきたいです。

ということで、本当に描くのが難しい題材、登場人物像やのに・・・、そのまま演じてしまえば重く苦しい話やのに・・・、東京セレソンデラックス特有の笑いを織り交ぜながら、それでいて決して大げさではない演出、現実に起こっている問題を的確に突いたセリフ回し、これからの障害者福祉のあり方・・・本当に色んなことを考えさせられました。

僕自身が娘を持つ父親として共感した、どうしようもないつらさ、切なさ、そして、もしかしたら自分が将来直面するかも知れない事態・・・、本当に自然と涙がこぼれ、また笑顔になり、そして最後の最後に、まさに「胸をかきむしられるようなラストシーン」・・・、でもエピローグは本当に感動的な、とってもハートウォーミングなお話に仕上げてくれてはりました。

舞台の出来は、もちろん100点満点!最高でしたし、何より舞台の良さは、終わったあとのカーテンコール、そして会場が一体となった全員総立ちのスタンディングオベーション、鳴り止まない拍手!そして大きなオマケというか、ある意味最大の楽しみとも言うか・・・、

会場出口付近での出演者との握手&一言ご挨拶ですな

17:00開演で、舞台が終わり、カーテンコールが済んで会場が明るくなったのが19:30です。そして、宅間さんとの握手まで約40分並びました でも昨年と同様に「明後日が誕生日なんです!」と嫁さんが言うと「おめでとうございます」と笑顔で応えてくれたはりました

その後、加藤貴子さんと、藤吉久美子さんともガッチリ握手できましたし、加藤さんからは「長らくお待たせしました。ご夫婦?お誕生日に?いいですね~」って、満面の笑みで、とっても温かく祝福していただけました。

藤吉さんにも「良かったです!絶対ブログに書きますっ!」と言うと「宣伝お願いしますねっ!」って両手ガッツポーズで見送ってくれはりました

「舞台演劇」の素晴らしさを教えていただき、こんな感動を与えてくれる、「宅間孝行さん」の才能に心から敬意と感謝を表し、「東京セレソンデラックス」の舞台に携わる全ての方々に「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えたいです!

これからも素晴らしい舞台を創り続けて下さいっ!!m(__)m