〜女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……
遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。
母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。
最近、読む本、読む本に大当たりがなく(-_-;) しかも平日で図書館に行けなかったので、職場の図書館にあった『母性』を借りました。
『聖母』を読んだあとで『母性』とは、洒落にもなりませんが・・・、「まぁ、湊かなえなら間違いはないやろ」と信じて読み始めました。
全体的に暗〜く、どんよりした内容で、読んでいて全く救われません。
湊かなえさん流の、語り手が順番に入れ替わるタイプの構成(今回は母と娘の交互)で、冒頭にある事故の真相が明らかになっていきます。
と、思いながら読んでいると、途中で「これは事件とは別の話やね」と気づきます。
そして、「さぁこい!大どんでん返し!」と期待は高まりますが、そのまま終わってしまいます(-_-;)。
最後の解説を読んでも、あまりスッキリせず、湊かなえさん自身が「これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました。」という帯封がついていたようですが、残念ながら、それほどの作品とは思えませんでした。
歪んだ母性と、歪んだマザコンの母子によって語られる内容なので、最後まで何を信じて良いのかわかりません。
色んなタイプの女性がたくさん出てきますが、案外、普通の女性やったんは、意地悪な「義母」やったのかも?
★★★3つです。
遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。
母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。
最近、読む本、読む本に大当たりがなく(-_-;) しかも平日で図書館に行けなかったので、職場の図書館にあった『母性』を借りました。
『聖母』を読んだあとで『母性』とは、洒落にもなりませんが・・・、「まぁ、湊かなえなら間違いはないやろ」と信じて読み始めました。
全体的に暗〜く、どんよりした内容で、読んでいて全く救われません。
湊かなえさん流の、語り手が順番に入れ替わるタイプの構成(今回は母と娘の交互)で、冒頭にある事故の真相が明らかになっていきます。
と、思いながら読んでいると、途中で「これは事件とは別の話やね」と気づきます。
そして、「さぁこい!大どんでん返し!」と期待は高まりますが、そのまま終わってしまいます(-_-;)。
最後の解説を読んでも、あまりスッキリせず、湊かなえさん自身が「これが書けたら、作家を辞めてもいい。その思いを込めて書き上げました。」という帯封がついていたようですが、残念ながら、それほどの作品とは思えませんでした。
歪んだ母性と、歪んだマザコンの母子によって語られる内容なので、最後まで何を信じて良いのかわかりません。
色んなタイプの女性がたくさん出てきますが、案外、普通の女性やったんは、意地悪な「義母」やったのかも?
★★★3つです。