~誰にも言えない、でも決して忘れることはない罪深い記憶。男と女の間を流れていった時間―。夫と移住しペンションを営んだ家をたった一人引き払う時、庭に現れた美しい動物(「テンと月」)。義母の葬儀で棺に寄り添う男が思い起こす光景とは(表題作)。心の奥底深く降り積もった思いを丹念にすくいとる珠玉の短編集。「BOOK」データベースより
う~ん、相変わらず小池真理子さんの美しくも官能的で、どこか淋しい雰囲気の漂う、『生と死、愛と性、男と女を見つめた珠玉の8篇』が収められている短編集です。
まぁ短編なので、どれもうまくまとめられているなぁという感じでサラサラと読めます。やはり表題の『千日のマリア』が一番心に刺さるというか、なんとも言えい気持ちになりますね。
小池さんの作品はとても好きなので、どんどん読んでいきたいと思います。
★★★3つです。